ジュニア公開講座「岡大ピオーネづくり名人を目指そう」開催 岡山大学2021年7月12日
岡山大学は6月26日、同農学部附属山陽圏フィールド科学センターで開講しているジュニア公開講座「岡大ピオーネづくり名人を目指そう」の第1回を実施した。
「果樹王国岡山」の特産果樹であるブドウの中でも、黒紫色大粒で香り高い「ピオーネ」は、消費者を惹きつけるパワーがあり、食べると幸せな気分になる果物。同講座では、農学部附属山陽圏フィールド科学センター果樹園で、房づくりの重要なステップや、種無し処理や収穫時の品質評価を通して、なぜ「ピオーネ」が作る人や食べる人に幸せをもたらすのかを学び、ピオーネづくり名人をめざす。
今回の講座は2020年の開講を予定していたが、新型コロナウィルスの影響で中止となり、今年も緊急事態宣言期間を避け、第1回を6月5日から26日に延期して開催。感染防止対策から、講義形式はとりやめ、ブドウ房の「粒間引き」や「袋掛け」の実践にとどめたが、受講生の小学生15人(3年生~6年生)とその保護者は、同大の果樹園のブドウ園の大きさや整然と並ぶ果房を目にして、とても驚いた様子。房づくりでは、受講生がそれぞれ2房を選び、果粒を40個程度に減らす房づくりを通して、残した粒に甘みを集中させようと真剣に実践した。
3か月後の9月25日に開かれる第2回には、各自が房づくりした果房の収穫や品質評価を行う予定。なお、同講座はマツダ財団科学体験事業助成の支援を受けて行われている。
岡山市北区にある岡山大学農学部附属山陽圏フィールド科学センター果樹園で開かれた実習の様子
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