コロナ禍で食べる量が増えた野菜はキャベツ「サラダ白書2021」発表 サラダクラブ2021年7月15日
株式会社サラダクラブは7月14日、野菜の日の8月31日に合わせて行われる野菜とサラダに対する恒例の意識調査「サラダ白書」を発表。今年は新型コロナウイルス流行以降の野菜に対する意識やフードロスへの関心・意識などについて、全国2060人の20~69歳の男女にWebアンケート調査を行った。
コロナ禍で食べる量が増えた野菜、1位は「キャベツ」
「サラダ白書」は、サラダの食文化の把握を目的に2010年から毎年行われている年次調査。新型コロナウイルス流行の影響を受けた今年の調査では、コロナ禍で食べる量が増えた野菜の1位に「キャベツ」があがり、料理によく使うようになった野菜1位も「キャベツ」となった。また、コロナ禍で健康のためにより意識するようになったこととして「栄養バランスを整える」「野菜を摂取する」が上位にあがった。
調査では、新型コロナウイルス流行の2020年4月以降、摂取量が増えた野菜について聞いたところ、「キャベツ」(156%)がトップ。次いで「玉ねぎ」13.6%)、「白菜」(13.0)の順に続いた。また、料理でよく利用するようになった野菜については、「キャベツ」97がトップで、「玉ねぎ」(9.0%)、「ブロッコリー」「白菜」(71%)の順だった。
新型コロナウイルスの流行以降、健康のために意識していることについて聞いたところ、「栄養バランスを整える」257、「野菜を摂取する」25.5が上位に入った。特に女性は、男性に比べて「栄養バランスを整える」「野菜を摂取する」の回答が多い結果となった。
家庭で気を付けているフードロス
フードロス問題に関心があるかとの問いには、約7割が「関心がある」と回答。その内訳は、男性よりも女性の方がフードロス問題への関心が高かった。また、フードロス問題に関心がある人に、フードロス対策として家庭で気を付けていることを聞いたところ、「使う分、食べられる量だけを買う」(43.1%)がトップで、3割以上が「日持ちする商品を購入」していることが分かった。
捨ててしまいがちだが、できれば調理に利用したいと思っている野菜の部位については、「大根の葉」30.9%が最も高く、次いで「ブロッコリーの芯」26.7%、「ネギの青い部分」25.0%が上位に入った。また、「キャベツの芯」を利用したいと思っている人も2割以上いることが分かった。
さらに、パッケージサラダを1年以内に利用したことがある人に、パッケージサラダの利用頻度を尋ねたところ、「週1回以上利用する」と答えた割合は37.7%で、2013年以降で最も高い結果となった。
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