米生産者と老舗3酒蔵による新清酒ブランド「吉野正宗」CFで先行発売 奈良県吉野町2021年9月14日
奈良県・吉野町の米生産者と三つの老舗酒蔵が手を組み、同町の協力のもと街ぐるみで発信する清酒の新ブランド「吉野正宗」を立ち上げ、クラウドファンディングの「Makuake」で10月3日まで先行発売している。
新銘柄「吉野正宗」の3本セット
人口減少による遊休農地の増加に歯止めをかけようと始まった、吉野の魅力を新たに発信する町おこしプロジェクト。町内の米生産者と、老舗酒蔵の北岡本店、北村酒造、美吉野醸造が初めて連携し、同じ米を使って、それぞれの蔵の醸造方針によって造られた味の違いを楽しめる新銘柄「吉野正宗」の3本セットを発売した。
酒米作りを通じ、吉野を盛り上げる生産者
吉野町は、「神仙境」と呼ばれ、不老長寿伝説が生まれた自然豊かなところ。同町では、大峰山系を中心とする豊かな水を活かした米作りが行われ、町内には100年以上の歴史を持つ老舗酒蔵が三蔵あり、吉野の歴史と自然を背景にした酒造りが続けられている。
「吉野正宗」は吉野町内の狭くて活用しづらい「遊休農地」を利用し、そこで育てた酒米「吟のさと」を使い、精米歩合60%で作られた純米吟醸酒。三蔵とも同じ条件で造るが、米の解釈の仕方、各蔵の醸造方針に沿って造られ、それぞれの蔵の特徴がしっかり出た味わいに仕上がっている。
同町では以前から、遊休農地の解消を目的に酒米の作付け、各酒蔵での醸造は行っていた。今回は、酒蔵の杜氏や蔵元のこと、作付けを担う米生産者と、街を取り巻く風景など、この活動の背景とストーリーを伝えることで吉野の酒の魅力を伝えようと、改めて銘柄、ラベルデザインも統一しプロジェクトを一新した。Makuakeでの先行発売は10月3日まで。
町役場の協力で三つの老舗酒蔵が連携
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日