2020年度外食市場規模 前年度比-44.8%「1人外食」のシェア拡大2021年9月15日
外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、毎月、首都圏・東海圏・関西圏の男女約1万人を対象に実施している「外食市場調査」について、2020年度の年間結果(外食&中食動向)を発表した。
調査は8月2日〜11日、20~69歳の男女にインターネットで行われ、有効回答数は9671件。外食市場規模は、2兆1630億円で前年度比-44.8%、中食市場規模は1兆4715億円で同+19.8%。「飲酒主体」業態の市場規模は−57.2%でコロナ禍で飲酒市場縮小が顕著だった。
外食の回数・市場規模は、3圏域計の2000年4月〜2021年3月の年間の外食市場規模は前年度比−44.8% (2兆1630億円)と推計された。外食市場規模の月別累計を見ると、4~5月は前年度比−76%超。その後徐々に回復し10月には 前年度比−47%程度に回復したが、1〜2月は縮小が進み、年間では対前年−45%程度となった。
性年代別の外食実態は、対前年度比で延べ外食回数が最も減った性年代は「女性/60歳代」(−48.3%)。減少幅が最も小さかった性年代は「男性/20歳代」(−33.6%)だった。
業態別の外食実態では、「食事主体」業態の市場規模が前年度比−38.4% に対し、「飲酒主体」業態は同−57.2%と影響が大きい。また、外食の相手は「1人」や「夫婦2人」の割合が増え、「職場・学校仲間」「友人・知人」が大きく減った。
中食の回数・市場規模は、3圏域計の2000年4月〜2021年3月の年間の中食市場規模は前年度比 +19.8%(1兆4715億円)と推計された。中食市場規模の月別累計では、5月に最も拡大し前年度比+29%程度となり、8月まで+23%程度で 推移、9月以降は前年度比+20%程度となった。性年代別の中食実態としては、対前年度比で延べ中食購入回数が最も増えた性年代は「男性/20歳代」( +21.7%)。
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