福島県双葉町の再生を応援するクラフトジン「ふたば」発売 エシカル・スピリッツ2022年1月28日
廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツは1月26日、東日本大震災で被災した福島県双葉町の再生を応援する新作クラフトジン「ふたば」を数量限定で発売した。
双葉町は2020年3月、東日本大震災の被害による町内一部地域の避難指示が解除されたが町内全体の解除には至っておらず、現在は特産品がない状況にある。そんな双葉町の特産となるクラフトジンを作ろうと双葉町で『JOE'SMAN』という店舗を構えていた高崎丈氏がエシカル・スピリッツの蒸留責任者である山口歩夢氏に「福島県双葉町の特産のジンを作りたい」と相談を持ちかけたことがきっかけとなり、地域のボタニカルを使って生産プロジェクトが始まった。
「ふたば」は、福島県郡山市の酒蔵「仁井田本家」の粕取り焼酎を原酒に、ボタニカルには福島県いわき市産「トマト」や宮城県仙台市産「マリーゴールド」をはじめ、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンゼリカルート、シナモンを使用。原酒とシナモンによるクッキーのように甘くて香ばしい香りと、トマトとマリーゴールドの青く爽やかな香りが特徴だ。
トマトは福島県いわき市にある体験型農園「ワンダーファーム」が提供。都内のスーパーや、高級食材宅配サービスでも取り扱われている高品質なトマトだが、その中でも大きくなりすぎてしまったものをふんだんに使った。また、マリーゴールドは、町のほとんどすべてが流された仙台市荒浜区で、新規就農者として2017年から栽培を始めた平松農園のもの。マリーゴールドは「緑肥」という、育ててそのまま畑にすき込むことで肥料分になったり、土壌改良に役立つ作物で、緑肥に使われていた一部を使用している。「ふたば」は、375ml瓶で3300円。
数量限定クラフトジン「ふたば」
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