生産者が作った再エネ100%電気を使用「ポケマルでんき」開始 雨風太陽2022年7月28日
生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する雨風太陽は7月27日、株式会社UPDATERが手がける再生可能エネルギー事業「みんな電力」の媒介事業者として、個人向けに電気の販売を開始する。
雨風太陽は、自然災害などによる生産現場の被害について情報発信しているが、このほど、気候変動の緩和に向けた具体的な取り組みとして、再生可能エネルギー100%の電気の販売を始めた。また、生産現場が受けている被害への対策として支援金を運用する。
同社は、約7000人の登録生産者と56万人のユーザを抱える産直アプリ「ポケットマルシェ」を通じて、生産地である地方と消費地である都市と生産者、消費者を「食」でつないできた。「ポケマルでんき」では、「食」と同様に生活に欠かせない「電気」をきっかけに、地方と都市をつなぐ新たな関係性を構築する。
「ポケマルでんき」は、 気候変動の影響を受けた生産者の支援が可能。電気代のうち毎月100円が、自然災害で被災するなど、気候変動等が原因で生産活動に影響を受けた生産者への支援金となる。支援金の運用にあたっては、社外の有識者が複数人参画する委員会を設置し、支援対象や使途の妥当性を判断する。
また、CO2を排出する火力発電等を含まず、太陽光、風力、水力、 地熱、バイオマス等の再生可能エネルギー100%で提供。価格は、大手電力会社と同様の燃料費調整額を採用しているため、電力市場に左右されにくい価格での提供できるが、大手電力同様、燃料費の価格変動が電気料金に影響を与える場合がある。
供給エリアは、北海道・北陸・沖縄・離島を除く全国。使用可能な電気には、ソーラーシェアリングを導入した生産者が作る電気も含まれる。食材を直接購入している生産者から電気も購入できるようになり、「誰から買っているのか」が可視化された消費行動を後押しする。
「ポケマルでんき」概要
最新の記事
-
「臭い飯」、麦雑炊【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第209回2022年8月11日
-
新農相に野村哲郎参議院議員が決定 10日夜に就任会見へ2022年8月10日
-
【迫る食料危機】政府に危機感なし 国民守るため食料増産へ思い切った転換を 紙智子参議院議員(共産党)2022年8月10日
-
食料自給力 前年度より2.9%低下 いも類中心作付けで2418kcal2022年8月10日
-
【特殊報】ウメ、ハナモモに"モモヒメヨコバイ" 県内で初めて発生 佐賀県2022年8月10日
-
【注意報】斑点米カメムシ類が多発 薬剤防除後の草刈りと2回目防除を徹底 秋田県2022年8月10日
-
「国民の食の確保は大事な務め」「努力した人が報われる農政を」 金子農相が退任会見2022年8月10日
-
新農相に野村哲郎参議院議員が内定 JA鹿児島県中央会出身2022年8月10日
-
【米のCE品質事故・火災防止強化月間】現地ルポ・JAあいち豊田 豊田CE(上)2022年8月10日
-
【米のCE品質事故・火災防止強化月間】現地ルポ・JAあいち豊田 豊田CE(下)2022年8月10日
-
品質事故防止と作業安全徹底を 全国農協カントリーエレベーター協議会 大島信之会長2022年8月10日
-
栽培暦見直し チェックポイントを作成 農水省2022年8月10日
-
国境は誰が守るのか【小松泰信・地方の眼力】2022年8月10日
-
「野菜を食べようプロジェクト」ポスター募集 受賞作品を発表 農水省2022年8月10日
-
ひょう被害果を「あた梨ちゃん」と命名し販売 JAいちかわ2022年8月10日
-
亘理町で産学官連携協定を締結「未来の食×農人材」育成 マイファーム2022年8月10日
-
親子一緒に都内の農園で収穫体験「だいきらい野菜バイト」募集中 JA全農2022年8月10日
-
"摘果リンゴ"地域挙げて有効活用 集荷作業が8月に入り本格化 JAみなみ信州2022年8月10日
-
本日10日は「魚の日」JAタウンで「魚の日限定セール」開催 JA全農2022年8月10日
-
旬の食材を少しずつ贅沢に詰合せ「アウルセレクト便」新登場 産直アウル2022年8月10日