2023年度「コープみらい奨学生」新たに670人を決定 3学年で計1410人に給付2023年5月15日
コープみらい社会活動財団と生活協同組合コープみらいは、ひとり親家庭の高校生を支援する「返済不要」の奨学金で2023年度の「コープみらい奨学生」で新入生432人、在校生238人の計670人を新たに決定した。
奨学金給付事業の仕組み
コープみらい財団の奨学金給付事業は、4月に高等学校・高等専門学校に入学する1年生と在校生(進級する2年生・3年生)で、経済的な負担が大きいひとり親家庭が対象のコープみらいの組合員向け制度。今期は1月16日から3月31日の期間で募集した。
コープみらい財団は、子どもの貧困問題解決の一つとして、奨学金給付事業を2018年4月入学の新入生から開始。この奨学金給付事業は、同事業に賛同するコープみらいの組合員が「奨学金応援サポーター」になり、毎月一定金額(1口100円以上)を預かる『奨学金応援サポーター募金』を主な財源としている。組合員同士が助け合う奨学金制度で、奨学生に月額1万円を返済不要で給付する。
コロナ禍や物価高で苦労している家庭、学生を支援したいという「奨学金応援サポーター」が増えており、今期の募集人数を昨年と同規模の600人とした。また、奨学生の採用にあたっては、応募者が前年比137%、2年間で2倍を超える応募者数と大幅に増加した。一方、「奨学金応援サポーター」が2万5000人を超え、募金額も年間で1.2億円に。さらなる給付が可能となったことから70人増やし、670人の採用を決定。採用後の奨学生の総数は3学年合計で前年の1047人から1410人と大きく増えた。
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