「昆虫イノベーションセミナー2023 〜日本昆虫ビジネス・研究最前線!〜」開催 NeoAxis2023年8月3日
昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアムの「NeoAxis(ネオアクシス)」(事務局:高崎経済大学環境データサイエンス研究室、東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科 バイオロボティクス研究室)は9月1日、「昆虫イノベーションセミナー 2023〜日本昆虫ビジネス・研究最前線!〜」をオンラインで開催。「昆虫」をキーワードに、国内の企業や研究者によるビジネスや研究の最新情報を発信する。
国連食糧農業機関(FAO)は2013年、「食用昆虫:食品と飼料の安全性の将来の見通し」で昆虫食が従来の家畜や飼料の代替となり、地球環境と健康と生活に有益であると発表した。世界的に市場拡大が期待されているフードテック&アグリテックの重要キーワードの一つが代替タンパク質で、植物肉、培養肉、植物性ミルク・乳製品、昆虫タンパクなどが該当。このうち、環境負荷低減や生産性・技術面から昆虫タンパク質は着目されるが、大量生産に関する研究開発は近年始まったばかりで、技術が確立されておらず、課題が多い。
また、日本では昆虫に対する忌避感や、従来日本や世界で昆虫食の文化はあるが、未体験の食品に関する恐怖「フードネオフォビア」があり、誤解や建設的ではない議論がSNSを中心に生じている。
こうした世界的な潮流や日本の現状を踏まえ、社会課題を一緒に解決する立場から、実際のビジネス挑戦や研究に関する情報を知ってもらおうと、代替タンパクのみならず「昆虫」をキーワードとした国内の企業や研究者によるビジネスや研究の最前線についてオンラインセミナーを実施する。
同イベントを主催する「NeoAxis」(ネオアクシス)は、様々な分野の技術のシナジーにより、持続可能な新しいフードサイクルの実現を目指す、オープンイノベーションプラットフォーム。昆虫をハブとした新しいフードサイクルの実現に関心をもつ団体間の交流・連携基盤となることを目標に掲げている。日本における昆虫フードチェーンの様々な「ボトルネック」の要因を分析し、これを解決するための技術開発、制度整備、市場基盤づくり、情報発信などに取り組む一環で、特に社会理解や教育・啓蒙活動として同イベントを実施する。一般参加費は2000。大学院生、大学生、高校生などは無料。
◎開催概要
日時:9月1日 12:55~14:30
参加費:一般参加(2000円)、学生無料(高校生/大学生/大学院生など)、その他:登壇企業無料/ネオアクシス会員(1000円)
登壇予定企業・研究者:(株)ファインシンタ―、フエゴインターナショナル(株)、永井信夫 教授(長浜バイオ大学)、鈴木丈詞 准教授(東京農工大学)
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