売上高6.9%減、営業利益43.0%減 2024年3月期1四半期決算 デンカ2023年8月8日
デンカは8月7日、2024年3月期第1四半期の決算短信を発表した。
売上高は、878億2900万円と前年同期に比べ65億4000万円(6.9%)の減収。利益面では、営業利益は27億9600万円で同21億500万円減、43.0%減益となり、経常利益は23億8500万円で同27億6200万円減、53.7%減益。親会社株主に帰属する四半期純利益は22億9500万円で同20億4100万円減、47.1%減益となった。
部門別の内容は次のとおり。
◎電子・先端プロダクツ部門
高純度導電性カーボンブラックは、xEV向けの需要は堅調に推移したが、高圧ケーブル向けは工事遅れによる一時的な減少があり、販売数量は前年を下回った。球状アルミナは、xEV向けの需要は堅調となったが、民生向けの需要が減少し全体では減収。このほか、電子部品・半導体関連分野向け高機能フィルムや球状溶融シリカフィラーは、パソコン、スマートフォンなど民生向けの需要減により減収となり、自動車産業用向けの金属アルミ基板"ヒットプレート"やLED用サイアロン蛍光体"アロンブライト"の販売も前年を下回った。
この結果、同部門の売上高は191億6400万円で前年同期比26億8900万円(12.3%)減収となり、営業利益は21億2800万円と前年同期に比べ19億4200万円(47.7%)の減益となった。
◎ライフイノベーション部門
POCT検査試薬は、新型コロナウイルス抗原迅速診断キットは感染者の減少により前年を下回ったが、インフルエンザの流行が長期化したことから新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの同時診断キットが増加し増収。また、その他の検査試薬の販売も前年並みとなった。この結果、同部門の売上高は71億8700万円で前年同期比7億8300万円(12.2%)増収。営業利益は9億1400万円と前年同期に比べ4億200万円(78.5%)の増益となった。
◎エラストマー・インフラソリューション部門
クロロプレンゴムは、価格面では昨年度に実施した段階的な価格改定が寄与したほか円安による手取り増があったが、販売数量は全般的な需要の減少があり、減収となった。このほか、特殊混和材などの販売は前年並み。この結果、同部門の売上高は279億7900万円で前年同期比24億1400万円(7.9%)で減収。7億900万円の営業損失となった。
◎ポリマーソリューション部門
デンカシンガポール社のMS樹脂の販売は概ね前年並み。一方、スチレンモノマーは原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことから減収となり、透明樹脂は中国経済減速の影響を受け販売数量が減り減収となった。このほか、食品包材用シートおよびその加工品や、合繊かつら用原糸"トヨカロン"の販売は低調に推移した。この結果、同部門の売上高は297億5200万円で前年同期比18億7700万円(5.9%)減収となった。
◎その他部門
YKアクロス株式会社等の商社は、取扱高が前年を下回った。この結果、同部門の売上高は37億4400万円で前年同期比3億4200万円(8.4%)減収となり、営業利益は3億4600万円と前年同期に比べ2億43百万円(41.3%)の減益となった。
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