イオン直営農場が広島県で本格稼働 世羅町と「農と食に関する協定」締結2024年2月21日
イオン直営農場の運営と農産物の生産委託に取り組むイオンアグリ創造株式会社は、地元農業法人から農産物の生産・加工・販売事業を継承し、全国21か所目となるイオン直営農場「イオン広島世羅農場」を本格稼働。これを機に2月28日、広島県世羅町と「農と食に関する協定」を締結する。
世羅町は、農産物の一大生産地として観光農園や販売所が多く、世羅町第2次長期総合計画・後期基本計画で「いつまでも住み続けたい日本一のふるさと」づくりを掲げている。一方、イオンは、2025年度までに国内のオーガニック食品市場における『トップバリュ グリーンアイオーガニック』のシェア30%を目指しており、その供給の一翼を担うイオンアグリ創造は、直営農場の全耕作地を有機的管理に切り替えるため取り組みを進めている。
このほど、世羅町で長年培われてきた農作物の生産・加工・販売事業をイオンアグリ創造が継承。今回の連携により、地域の消費者への野菜の安定供給と農場の提供価値の最大化を図る。今後、世羅町とイオンアグリ創造は、所得向上による持続可能な農業の実現、地域農業を支える次世代農業者の育成、地産地消に資する特産品の開発、観光・産業振興に関する情報発信などに連携して取り組む。
イオン広島世羅農場は、計約13.5ヘクタールの圃場でホウレンソウ、エダマメ、白ネギ、アスパラガス、キャベツなどを栽培。広島県と岡山県の「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」約50店舗に野菜を供給している。将来的には、全耕作地の有機的管理への転換や、CO2排出量実質ゼロを視野に入れた新しい農場運営を目指し、中四国エリアにおける農作物の加工・物流の拠点としての役割を担っていく。
◎連携事項
(1)地域農業を支える次世代農業者の育成に関すること
(2)地域の農と食の理解を深める食育等の子ども・青少年の育成に関すること
(3)地産地消に資する特産品開発及び情報発信に関すること
(4)地域の農と食の魅力を発信する観光及び産業振興に関すること
(5)高齢者及び障がい者が活躍する農場づくりに関すること
(6)農と食を通じた健康増進及び食の安全に関すること
(7)資源循環及びゼロカーボンに資する環境保全及び緑化推進に関すること
(8)その他、町民生活を豊かに、かつ、地域の魅力を高める取組みに関すること
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