海の環境保全と国内水産業を応援 サンシャイン水族館で生産者と交流 パルシステム2024年11月26日
パルシステム連合会は11月23日、開館前のサンシャイン水族館(東京・池袋)を貸し切り、沖縄県恩納村のもずく生産者との交流イベントを開催。水産業を応援するパルシステムの「お魚食べよう」アクションの一環として、利用者に海の生き物や環境、水産産地への理解を呼びかけた 。
交流会に駆け付けたこんせんくん(左)とSunnaちゃん
このイベントには、恩納村のもずく利用者から招待された50組100人と、パルシステムで「サンシャイン水族館」チケットを購入した約580人が参加。通常オープンに先駆け朝8時に来場した参加者を、パルシステムのオリジナルキャラクター「こんせんくん」と恩納村「サンゴの村宣言」イメージキャラクター「Sunna(サンナ)ちゃん」が出迎えた。
参加者は通常オープンまでの2時間、人気エリアを見学し、スタンプラリーをしながら館内を巡った。館内の「サンゴ礁の海コーナー」では、パルシステムのもずくを育てる沖縄県恩納村漁協組合から金城治樹組合長ともずく生産者の銘苅宗一さんが来場し、サンゴ礁の再生状況を伝え、サンゴがもずくに欠かせない存在であることを伝えた。
恩納村漁協の生産者を迎えたトークショー
サンシャイン水族館は2006年から、水槽で育てた恩納村のサンゴを沖縄の海に返還する「サンゴプロジェクト」を恩納村の協力のもと実施している。パルシステムは2009年、「恩納村美ら海産直協議会」を設立し、利用者と生産者の交流の場を設け、商品代金の一部をサンゴ植え付けに活用してきた。
パルシステムのチケットサービスは、2018年と2023年にもサンシャイン水族館の早朝貸切イベントを実施。今回は2024年度から開始した水産業を応援する「お魚食べよう」アクションの一環として、利用者がサンゴ礁の生態を知り、サンゴを守り育む、もずく生産者と交流することを目的に企画された。
パルシステムは2009年、水産方針を策定し、海の環境保全や水産物の持続的な利用を実現するため、水産業・漁業者と連携し水産の産直を進めてきた。「お魚食べよう」アクションは、国内水産業の現状を知り、楽しく食べる機会を増やして水産業を守り、応援することを目的としている。
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