廃校活用で養蚕 熊本県あさぎり町で6月から飼育開始 KAICO2025年5月20日
KAICO株式会社(福岡市西区)と合同会社ライフアップ(熊本県球磨郡あさぎり町)は6月15日、廃校を活用した養蚕業復興プロジェクトを開始。熊本県あさぎり町で廃校となった元須恵中学校を利用し新規に養蚕業を実施する。
熊本県の球磨地域で障がい児の通所支援事業や障がい者の就労支援を手がけるライフアップは、同プロジェクトにより、養蚕業復興を通して、障がい者の雇用創出と地域コミュニティ維持・発展等、地域振興活性化にも寄与していく。また廃校を再利用するほか、近郊の耕作放棄農地に蚕の餌となる桑の木を植樹し放棄地の再活用にも取り組む。
一方、KAICOは、今後ブタ用飼料添加物等の販売拡大により、3年後には年間1500万頭の蚕を調達するため、近年衰退している養蚕業を、地方創生を絡めた新しい形で復興していくことを目指しており、今回のプロジェクトで飼育された繭・蛹全量を買取し経口ワクチン等の原料として利用する。
今回、養蚕を行う場所は旧中学校校舎。廃校を再活用し養蚕を行うことは、新たな建屋の構築が必要なく資源を有効活用できる。また、細かく区分けされている教室は換気や清掃を行いやすいため蚕の飼育期間ごとに部屋を分類しやすい。最近では各教室に空調が完備されていることもあり、大きな改修工事を行うことなく養蚕に適した環境になっている。
飼育場所と桑畑予定地
学校は地域の人々に馴染みがあり地域コミュティの活性化や地域産業の継承にも繋がることが期待される。廃校と養蚕の組み合わせは、新たに近郊の荒廃農地に蚕の餌となる桑を植樹するもので、持続可能な社会の実現に寄与するプロジェクトといえる。
KAICOの経口ワクチン事業は、動物用経口ワクチンからスタート。最初のターゲットとして養豚農家がブタの餌に混ぜることで感染症を予防できる「飼料添加物」を製品化し、ベトナムで販売開始した。今後ブタ用飼料添加物等の販売拡大により、3年後には年間1500万頭の蚕の調達を目指しており、従来の養蚕農家の方々に加え、地方創生を絡めた養蚕業復興プロジェクトに賛同・協力いただける自治体・企業との連携を進めていく。
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