農業と地域の課題解決へ 鹿児島県和泊町・クラダシ・JACが連携協定締結2025年5月27日
ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する株式会社クラダシと鹿児島県和泊町、JALグループの日本エアコミューター(JAC)の3者は、就農人口の減少や高齢化など農業と地域の課題解決と持続可能な社会の実現に向けて連携協定を締結した。
和泊町・クラダシ・JACの3者が連携協定
「人と未来を笑顔でつなぐ、心豊かな和の町、和泊町」を将来像に掲げる和泊町は、若者の流出や少子高齢化に伴い、2040年には人口が約4817人まで減少すると予測されている。これは全国の離島の中でも特に深刻な人口減少率で、地域社会の維持や生活関連サービスの確保に大きな影響を及ぼすと見込まれる。
また、温暖な気候を活かした農林水産業は、先人から受け継いだ高度な技術と新技術の導入により発展を遂げてきたが、従事者の減少や後継者不足、設備投資の増大という課題も抱えている。
和泊町では、第6次総合振興計画において、遊休農地や耕作放棄地を「和泊農業団地」の整備と農地中間管理機構の活用により集積・集約化を図っている。また、ICTを活用したスマート農業や高収益作物の導入を検討。さらに、農家の働き方改革や多様な担い手の受入れを進めることで、持続可能な地域づくりを目指している。
こうした背景を受け、和泊町・クラダシ・JACの3者は「鹿児島県和泊町におけるSDGsの推進にかかる食品ロス削減等に向けた連携協定書」を締結。同協定は、和泊町の持続可能な農業と地域づくりの実現を目的としている。
連携による取り組みとして、「Kuradashi」サイト上で地域の特産品の販売するほか、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の実施などを予定している。
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