「特許プール」に加盟表明 サカタのタネ2016年11月10日
(株)サカタのタネは11月8日、野菜品種の特許を中心としたパテントプール(特許プールともいい、特許権者などがそれぞれの特許を持ち寄って構成するコンソーシアムの一種)を組織するオランダの民間団体「インターナショナル ライセンシング プラットフォーム ベジタブル(International Licensing Platform Vegetable)」に加盟することを公表した。
同団体のメンバーは、互いの野菜の品種開発に関する特許にアクセスしやすくなり、特に商品化されている品種の「品種特許」は新たな品種の育成に自由に利用できる。また形質に関わる特許(形質特許)を利用者間の交渉次第でリーズナブルな使用料で利用できるようになる。同社はこの利用を通じて研究活動の活性化を図る。
このパテントプールは、野菜の育種に欠かせない素材をカバーした特許などを扱うものとしては世界でも最大規模で、野菜の品種を扱う種苗会社の多くが加盟している。同社が加入すると、合計で13社となる。
11月14日、オランダで開かれる同団体の総会で、参加を正式に決定する予定。
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