「特許プール」に加盟表明 サカタのタネ2016年11月10日
(株)サカタのタネは11月8日、野菜品種の特許を中心としたパテントプール(特許プールともいい、特許権者などがそれぞれの特許を持ち寄って構成するコンソーシアムの一種)を組織するオランダの民間団体「インターナショナル ライセンシング プラットフォーム ベジタブル(International Licensing Platform Vegetable)」に加盟することを公表した。
同団体のメンバーは、互いの野菜の品種開発に関する特許にアクセスしやすくなり、特に商品化されている品種の「品種特許」は新たな品種の育成に自由に利用できる。また形質に関わる特許(形質特許)を利用者間の交渉次第でリーズナブルな使用料で利用できるようになる。同社はこの利用を通じて研究活動の活性化を図る。
このパテントプールは、野菜の育種に欠かせない素材をカバーした特許などを扱うものとしては世界でも最大規模で、野菜の品種を扱う種苗会社の多くが加盟している。同社が加入すると、合計で13社となる。
11月14日、オランダで開かれる同団体の総会で、参加を正式に決定する予定。
(サカタのタネの関連記事)
・トルコギキョウ新品種 グリーンの花材にも サカタのタネ (16.11.01)
・品種開発の促進を狙い フランス研究施設増強 サカタのタネ (16.10.21)
・夏の暑さに強いトルコギキョウ サカタのタネ (16.10.17)
・ペチュニア新シリーズ 初恋・夕焼け・夜空のパレット サカタのタネ (16.10.14)
・400年続く農園の焼きいも 16日に横浜で (16.10.13)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日