施設栽培の加湿での病害虫発生に注意 農水省2016年11月29日
農水省はこのほど、平成28年度病害虫発生予報第9号をまとめた。施設栽培の加湿での病害虫発生に注意を喚起している。
気象庁の11月17日付の向こう一か月の予報では、気温は北日本で低く、東日本と西日本、沖縄・奄美では高いと予想されている。降水量は北日本と西日本の日本海側、沖縄・奄美で平年並みか多く、東日本と西日本の太平洋側で多いと公表している。日照時間は日本海側と沖縄・奄美で平年並みか少なく、東日本と西日本の太平洋側で少ないと予想されている。
詳しい予報については次の通り(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)
【野菜・花き】
野菜類ではハスモンヨトウの発生が多くなると予想されている。
施設栽培では夜間の室内の加湿で外気温より湿度が高くなり、病害虫が発生しやすくなるため注意を喚起している。
【果樹・茶】
キウイフルーツかいよう病は早期発見と防除に努める。12月から1月のせん定時期に落葉痕やせん定切り口等から菌液(菌泥)の露出がみられることがあるため、可能な限り、り病部位の発見に努め、適切な防除を行うよう喚起している。
【その他】
11月21日現在、都道府県が発表している警報はない。
特殊報は次の通り。
▽10月17日 和歌山県でショウガにショウガ青枯病
▽19日 大分県でコリアンダーにコリアンダー褐斑病(仮称)
▽20日 愛媛県で茶にチャトゲコナジラミ、徳島県でニガウリにアシビロヘリカメムシ
▽11月1日 愛知県でホオズキとナスにタバコノミハムシ
▽4日 神奈川県でジニア(百日草)にジニアえそ輪点病(仮称)
▽7日 山口県でトマトにクロテンコナカイガラムシ、大分県でホオズキにナスコナカイガラムシ
▽8日 静岡県でコリアンダーにコリアンダー斑点細菌病(仮称)
▽10日 高知県でニガウリにアシビロヘリカメムシ
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