水管理「パディッチ」新バージョン「mellow」ベータ版リリース 笑農和2021年9月14日
スマホでかんたんに水管理できる「パディッチ(paditch)」を販売する株式会社笑農和(富山県滑川市)は、ユーザー体験とサービスの向上を実現するため、管理画面「パディッチコックピット(paditch cockpit)」をリニューアルした新バージョン「mellow(メロウ)」のベータ版をリリースした。
今年度は、農繁期の開始から1週間でこれまでの最短販売出荷実績を更新した「パディッチ」。水管理システムの需要が増える中、農林水産省と2017年度から2019年度の3年間に静岡県で実施した共同実証実験では、パディッチを使うことで、水管理にかかる時間労力が80%削減できるという結果が証明された。また、昨今の異常気象や外来生物の影響で米の収量が不安定な米農家が増える中、2020年に実施した農研機構の委託調査では、パディッチで水管理を自動化したほ場の米収量が最大で16.4%増加との調査結果となっている。
効果が公的に証明されたことで、農業における田んぼの水管理システム需要が益々高まっている事を実感した同社は、5月から農業関連商品専門店「農家の店しんしん」で、6月から大手ホームセンターの一部店舗でパディッチの販売を開始。また、パディッチの販売代理店に関する問い合わせも増えて来たことから、より多くのユーザーが満足できるようパディッチの管理画面「paditch cockpit」のUIをリニューアルした。
「paditch cockpit」は、パディッチをクラウド上で管理するシステムで、スマホ・PC・タブレット端末から操作できる。水位・水温等のセンサーデータの表示、水門やバルブの開閉や排水の調整指示のほか、水位・水温・タイマーによる自動制御の設定が可能。ユーザーは、大規模なほ場を管理する農業法人や少数のほ場を管理する個人の兼業農家など40代から70代までの幅広いため、より多くのユーザーが「スマホでかんたんに田んぼの水管理ができる」よう、パディッチのUXを設計。ユーザーモデリングから仮説を組み立てて詳細に設計した。
今シーズンは、既存ユーザーの中から同社で指定した農家がmellowをテスト使用。今後、このテストで集まったご意見や定量データを元にさらなるブラッシュアップして機能を追加し、今年度の収穫シーズン終了後の秋から冬にかけて正式版のリリースを予定している。
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