「中山間地域における水管理自動化に係る研究開発」委託事業に採択 ほくつう2025年5月14日
株式会社ほくつう(石川県金沢市)は、令和6年度補正予算「スマート農業技術開発・供給加速化対策」のうち現場ニーズ対応型研究公募「中山間地域における水管理自動化に係る研究開発」で、委託事業に採択された。
農林水産省開発供給実施計画の認定取得済み
同事業は、法に基づくスマート農業技術の開発・供給を促進するために国が措置した予算事業を基に生物系特定産業技術研究支援センター(生研支援センター)が執行する委託事業で、それぞれの予算事業の趣旨を踏まえ、スマート農業技術の開発及び供給を迅速かつ強力に推進するため、様々な関係者が実施するスマート農業技術に係る研究開発・改良の取組を支援するもの。
中山間地域は全国の10分の1の人口で耕地面積、総農家数、農業産出額のすべてが約4割を占める。中山間地域の水田は、日本の食料生産、国土保全に極めて大きな役割を担っているが、農業の担い手不足や耕作放棄地の増加の問題が平地より特に深刻で、水稲栽培においては水利条件、立地条件、気象条件、単位耕地面積、通信環境などが平地に比べて極めて不利な状況にある。
同研究では中山間地域にも対応できる技術により、新たな水管理手法とその自動化に取り組み、水管理の地域格差、特に平地との差をなくすことを目的として、まずは能登地域から始める。
石川県に本社を構える同社は、この研究を石川県発、特に能登半島から全国の中山間地域への展開を考えている。能登地域では震災と豪雨によってこの1年で急速に過疎化が進み、実際に能登の地を離れて二拠点居住となり、"住んでいる場所は金沢だが能登にある水田は耕作放棄地となった"という事例もあり、現在の能登は全国の営農の将来の縮図となっている。こうした状況を背景に、同社は、能登半島復興の一助となれるよう、研究開発を加速させ、全国への早期普及を目指す。
◎研究の内容
①農林水産省の開発供給実施計画に認定された無線化ユニットの開発
②通信環境の不利な地域におけるインターネットアクセス技術の開発
③既存技術を応用した別作物での水管理自動化システムの開発
④新たな栽培管理アルゴリズムの提案
◎研究の実施体制
研究名称:中山間地域における水管理自動化に係る研究開発
コンソ名称:中山間水管理自動化研究開発コンソーシアム
代表機関:株式会社ほくつう
共同研究機関:国立大学法人東京大学 大学院農学生命科学研究科生物・環境工学専攻農地環境工学研究室、石川県公立大学法人石川県立大学生物資源環境学部
開発供給支援機関:北能産業株式会社(営農者:奥能登町ほ場)
協力機関:いしかわ農業総合支援機構(普及支援)他
契約機関:生物系特定産業技術研究支援センター(生研支援センター)
研究期間:3年
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