中国で小型産業用エンジンを生産 ヤンマー2013年10月31日
ヤンマーグループの中国現地法人「洋馬発動機(山東)有限公司」に産業用立形水冷ディーゼルエンジンの生産ラインが完成した。11月から生産を開始した。
同社は2003年以来、中国で単気筒ディーゼルエンジンの生産、販売をおこなってきた。近年の中国は、都市部や近郊で開発がすすみ、小型建設機械の需要が拡大している。
そうした作業機械に搭載されるエンジンも、単気筒ディーゼルエンジンに比べて、より出力の大きい立形水冷ディーゼルエンジンの需要が高まっている。
さらに中国政府は、環境保護の観点から、排気ガスによる大気汚染を問題視し、05年には農用車や作業用車両の排ガス規制強化の方針を打ち出した。車両メーカーには、こうした規制に対応できるエンジンの確保が急務となっている。
こうした背景から、同社は現地法人工場内に、高出力立形水冷ディーゼルエンジンの生産ラインを新たに導入し、11月1日から生産を開始。生産能力は6万台(2015年計画値)だ。
ヤンマーグループは、現地のニーズを着実につかみ、信頼性と耐久性、環境性能に優れたヤンマー独自のディーゼルエンジンの供給を通じ、中国国内のみならずアジア全域へ向けて、顧客の課題解決ソリューションを提供していく方針だ。
(写真)
現地生産するディーゼルエンジン(出力70馬力)
(関連記事)
・インドネシアで鋳造部品を現地生産 ヤンマー(2013.10.01)
・スイスで排ガス規制認証取得 ヤンマー(2013.07.22)
・大賞は100万円 ヤンマー学生懸賞論文・作文(2013.06.20)
・2013年3月期連結増収増益決を発表 ヤンマー(2013.06.12)
・一兆円企業目指し新たな成長戦略を推進(2013.04.03)
・ベトナムに駐在員事務所設立(2013.04.03)
重要な記事
最新の記事
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
宅配商品の試食販売・交流「商品展示会」26日に開催 パルシステム千葉2025年10月16日
-
世界規模のフード・アグリカンファレンス「WAFI 2025」で最高賞 AGRIST2025年10月16日
-
国・世界と現場の実践が交わる、日本農業のこれから「GAP JAPAN 2025」開催 日本GAP協会2025年10月16日
-
ワンランク上の洋食に「ハンバーグソース デミグラス」新発売 サイボク2025年10月16日
-
ダブルプレスジュース「Vicca」に新プラン登場 青木フルーツ2025年10月16日
-
「罪悪感なき時短」「ゆるやかな食卓革命」明らかに『お料理セット』利用者調査 パルシステム2025年10月16日
-
【2025国際協同組合年】「協同組合っていいかも!」 若い世代へ発信を 連続シンポ第6回2025年10月15日
-
イネカメムシをムシヒキアブが捕食 「天敵」防除に可能性 有機農研シンポで報告2025年10月15日
-
平成の大合併と地方自治【小松泰信・地方の眼力】2025年10月15日
-
公開シンポ「わが国の農業の将来を考える」11月1日開催 日本農学アカデミー2025年10月15日
-
令和7年度加工食品CFP算定ロールモデル創出へ モデル事業の参加企業を決定 農水省2025年10月15日
-
西崎幸広氏ら元プロ野球選手が指導「JA全農WCBF少年野球教室」草津市で開催2025年10月15日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 三重で開催 JA全農2025年10月15日
-
新米など新潟県特産品が「お客様送料負担なし」キャンペーン実施中 JAタウン2025年10月15日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」マロンゴールドで鹿児島の郷土料理「がね」を調理 JAタウン2025年10月15日