稲ワラ活用で土づくりを 解説DVDを無料配布2014年9月26日
日本石灰窒素工業会は、稲ワラを有効活用した、低コストで健全な土づくりのための技術解説DVD「稲ワラすき込みになぜ国産石灰窒素が必要か」を無料配布している。
水稲収穫後の稲ワラに、石灰窒素を施してすき込むと、堆肥を施用した場合と同等の効果を発揮し、豊かな土づくりが可能になる。
土づくりには、堆肥を作り施用することが望ましいが、時間と手間がかかる。そこで稲ワラを活用し、堆肥化すれば効率的だが、稲ワラだけだと、稲ワラが腐熟する時に微生物が窒素を必要とするため、施肥基肥の窒素が取り込まれ逆効果となり、窒素飢餓現象を起こしてしまう。
また、急激な腐熟により、土中の酸素が不足しガスが発生、田植時に未腐熟の浮遊ワラが出やすくなり、初期生育の遅れ、根腐れの発生、田植作業の能率低下などの弊害を起こす。結果、有効茎数の確保が難しくなり、更に無効分けつ期に窒素が多くなり、過剰生育障害が起こり、病気等の発生も起こりやすくなる。
従って、田植期までに稲ワラを腐熟させることがポイントとなるが、その決め手は秋に国産石灰窒素を施すことだ。
DVDの希望者は、住所、氏名、年齢、電話番号、栽培作物を明記し、はがきかFAXで申し込む。宛先は〒101-0045東京都千代田区神田鍛冶町3-3-4、FAX:03-5207-5843まで。
(写真)
土づくり解説DVDのディスク面(左)とトップメニュー画面
(関連記事)
・熊本に大型サービスセンター ヤンマー(2014.08.20)
・日本一の「岩船米」づくり支えるCE 運営・管理は「基本に忠実」 JAにいがた岩船(新潟県)(2014.08.08)
・堆肥施用が10倍に 環境保全型農業直接支払(2014.07.04)
・高度化成(一般)秋肥価格2.9%値下げ JA全農(2014.05.30)
・【決算】規格の軽量化で拡販 コープケミカル(2014.05.20)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月22日
-
【注意報】カキ、かんきつ類、ナシに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2025年9月22日
-
アメリカ産米 輸入量2000倍に 民間輸入が急増2025年9月22日
-
【サステナ防除のすすめ2025】施設イチゴ 低温好み病害多く2025年9月22日
-
備蓄米の有効活用法が席上取引会で話題に【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月22日
-
過去最高 60kg2万4825円 24年産米平均価格2025年9月22日
-
米価 3週連続上昇 5kg4275円 農水省2025年9月22日
-
「企業と森林の共創によるwin-winな未来へ」シンポジウム開催 農水省2025年9月22日
-
秋の味覚「長野県産ぶどう三姉妹フェア」26日から開催 JA全農2025年9月22日
-
地域振興支援プロジェクト JR大阪駅で「みのりみのるマルシェ京都の実り」開催 JA全農2025年9月22日
-
名古屋市が発行する「グリーン/ネイチャーボンド」に投資 JA共済連2025年9月22日
-
JA共済連が交通ルール意識調査 日常運転に潜む「うっかり違反」リスク明らかに 約7割が学び直し希望2025年9月22日
-
林先生やQuizKnockも登場「食と農でつながる国消国産フェス」開催 JAグループ2025年9月22日
-
社用車のEV化へ となみ衛星通信テレビと共同実証実験開始 JA三井リース2025年9月22日
-
大阪・御堂筋でマルシェ開催 近畿地方の旬の特産物揃う 農林中金大阪支店など「御堂筋天国プロジェクト」2025年9月22日
-
「Diversity Equity & Inclusion Book」を発行 個性や魅力の発揮で新たな価値を生み出す 農林中金2025年9月22日
-
お通じを改善 機能性表示食品「おなかすっきりヨーグルト」新発売 協同乳業2025年9月22日
-
【人事異動】ヤマタネ(10月1日付)2025年9月22日
-
長岡市と地域素材の活用でタッグ 「Biondo」で売り手と買い手つなぐ 住友化学2025年9月22日
-
愛媛県「愛ビーチ制度」で堀江海岸の清掃活動 井関農機2025年9月22日