直進アシスト田植機を発売 ヤンマーアグリ2019年11月21日
ヤンマーアグリは、乗用田植機「YR-Dシリーズ」に自動直進機能を搭載した直進アシスト田植機「YR6D/8D」を2020年1月1日に発売する。
直進アシスト田植え機での密苗植付作業イメージ
ロボットトラクター、オートトラクター、オート田植機に続く自動運転技術「SMARTPILOT」シリーズの第3弾。密苗技術と自動操舵を掛け合わせることで、稲作農業のさらなるコスト削減と省力化を実現する。
特長は、簡単な操作で誰でもまっすぐ正確に植付けができることだ。これはD-GNSS(Differential - Global Navigation Satellite System)方式による直進専用の自動操舵システムを採用し、3つのボタンを操作するだけで自動直進が可能となる仕組みだ。具体的には、事前に基準線のA点とB点を登録することで、基準線に平行にまっすぐ正確に植付けられる。また、A点・B点を一度登録すると、一定時間GNSS情報を記憶しているため、休憩や苗補給でエンジンを切ってもすぐに作業を再開できる。

3つのボタンを操作するだけで自動直進が可能に
また、旋回時の一連の作業を自動化しているため、ハンドル操作のみで誰でも簡単に作業が可能だ。ハンドルを切るだけで植付が自動停止し、植付部が上昇。また、旋回を終えたらハンドルを戻せば植付部が自動で下降し、植え始め位置も隣接条ときれいに揃う。
さらに、直進アシストと密苗技術でコストパフォーマンスにも優れている。密苗は、慣行栽培とほぼ同じ管理方法で、規模や地域、品種に関わらず、収量も慣行と同等を確保。今までと同じ面積を少ない育苗箱で植えることができるため、育苗箱や培土などの資材費を削減できる。播種や苗運びにかかる時間を短縮し、人件費の削減や重労働による負担軽減にもつながる。
メーカー希望小売価格は、285万5000円~494万5000円(税抜き)。

直進アシスト田植機「YR8D」
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