DJI農業用ドローンに装着できる散水ホースアタッチメント発売 スカイファーム2020年5月26日
ドローンのブランド、SkyFarm(スカイファーム)を展開するグローバルリング(長野県上水内郡信濃町)は、空中散布用ドローンの新たな活用に向けて、 DJIの農業用ドローンに散水ホースを装着するアタッチメントシステムを開発、6月中旬から販売を開始する。同時に、同システムを用いたソーラーパネル洗浄や温室ハウス洗浄サービスの運用を始める。
散水ホースアタッチメンを装着したドローン
新開発の「散水ホースアタッチメントシステム」は、現在の国内農業用ドローンの分野で大きなシェアを占める農業用ドローン「DJI Agras MG-1」シリーズに、地上から液剤を圧送する散水ホースと専用ノズルを装着するアタッチメント。農閑期は使いみちがなくなる農業用ドローンの活用範囲を拡大する。
また、 地上のタンクから圧送される液剤を⼤量散布できるようになる。従来の空中散布用ドローンの場合、 一度に散布できる液剤の量はタンクの容量に限られていたが、同製品は、 地上にある大容量タンクにつなげた散水ホースを通して液体を散布するため、1フライトで130リットル超程度の大量の液剤散布が可能となる。
地上からの液剤の圧送には、農業で多く利用される動噴と高圧ホースを利用。そのため、農家がこのシステムを導入する際は、既存の設備を活用できる。また、使い慣れた通常希釈倍数の農薬を空中から簡単に散布できる。
さらに、専用ノズルの搭載によりミスト粒状の変更が可能。専用ノズルを使えば、散布対象や用途に応じてミスト粒状を変えられ、多くの作業で一つの機体とアタッチメントを活用できる。
スカイファームは、このシステムを利用して、ソーラーパネルや温室ハウスの洗浄剤「Fシリーズ」との組み合わせにより、空中からのソーラーパネルや温室ハウスなどの施設・設備洗浄サービスを提供。また、農業でこれまで対応が難しかった地上用の1000倍希釈など希釈倍数の高い農薬を空中から散布するサービスを提供する。
さらに、ウィルス災害対策のために空中からの消毒薬散布作業も可能となるため、自治体や施設保有者などからの要望に対応していく。
「散水ホースアタッチメントシステム」の想定価格は16万円(税別)。
専用ノズルの搭載によりミスト粒状の変更が可能
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日