「農業生物製剤市場」タイプ別、作物の種類別などグローバルな需要を分析2020年9月29日
Research Nester Private Limitedは9月24日 、調査レポート「農業生物製剤市場:世界的な需要の分析及び機会展望2028年」を発刊した。
同レポートは、農業生物製剤市場を、タイプ別(生物農薬、生物刺激物質、生物肥料)、ソース別(微生物、生化学、その他)、適用方法別(葉面散布、土壌処理、種子処理など)、作物の種類別(穀類、穀物、油糧種子、豆類、果物、野菜、その他)によって分割し、グローバルな需要を分析している。2020~2028年の予測期間中に市場の成長を促進すると予測されるいくつかの要因とともに、成長ドライバー、市場機会、課題、脅威などの市場ダイナミクスを強調。さらに、いくつかの分析ツールを利用して予測評価を提供している。
レポートの概要は次の通り。
生物学的農業は、経済的かつ環境的に持続可能な農業生産システムで、作物処理のための安全な製品の使用を促進している。これは、生態学的に有害な影響を最小限に抑え、再生不可能な天然資源を使用することによって達成される。
農業生物製剤は、植物、動物、微生物などの自然源に由来する生化学物質または微生物で、比較的安全であると考えられている。作物に残留物を残さず、作物の全体的な肥沃度と生産性を高めることができる。農業生物製剤市場は、2020~2028年の予測期間中に高いCAGRを観察することが期待されている。
有機食品への需要の高まりが有機農業の世界的な増加へ
レポートでは、農業生物製剤は、世界的な有機製品の需要の高まりに応えるために重要な役割を果たすと予想。農薬の過剰使用による環境の悪用で、生物由来製品の需要が高まっている。このテクノロジーは、作物の保護と収穫量の増加に限定されるだけでなく、持続可能な農業と土壌肥沃度の長期維持を保証。さらに、作物保護成分と作物栄養素製品の開発における主要な国際市場プレーヤーによる投資機会の増加も、予測期間中の市場成長に大きな利益をもたらすと予想される。
農業部門は、すべての企業に停止を強いる新型コロナウイルス(COVID19)の発生による影響はほとんどない。しかし、作物の栽培と灌漑は、パキスタン、インド、南アフリカ、中国などの発展途上国、特に農業セクターがGDPの主要な貢献者の一つであるインドで生き残ってきた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日