地球規模の気象データを可視化 被害予測でリスク回避へサービス開始 米マクサー2020年10月9日
地理空間情報と宇宙インフラ関連分野におけるイノベーター、米マクサー・テクノロジーズ社は、静止軌道衛星から取得したデータに基づく気象予測情報を提供するクラウド型プラットフォーム「WeatherDesk」(ウェザーデスク)を国内で提供を始めた。
WeaterDesk内アプリのGlobal Weather Interactiveから抽出した平均気温データ(期間:6月1日~8月31日)WeatherDeskは、特定地域と災害などの脅威にかかわる、簡潔で専門的な分析レポートを提供。ユーザー自身が可視化・分析ツールを構築するために活用できるアプリケーションや、ユーザーシステムの内部プロセスへデータと取り込むための高精度データを提供するデータサービスも実装している。
サブスクリプションサービスとして提供されるWeatherDeskは、気温観測および予測データ、降水量、風速、台風やハリケーンなど多くの情報を含め、世界各国の幅広い気象データを配信。多様な情報を可視化する直感的なユーザーインターフェース(UI)により、常時変動する気象条件や長期的な気候への影響を先取りして把握することが可能となる。
さまざまな業界で多くのグローバル企業に導入実績があるWeatherDesk。農業では気候変動がもたらす甚大な被害を予測することで、作付面積の算出と壊滅的なリスク回避するために、WeatherDeskのデータを活用した計画立案が可能になる。また、再生可能エネルギー事業においては、消費電力量の予測と、風力・太陽光発電での生産可能エネルギー量を比較することで、公益事業体のリスク管理を実行できる。さらに、ダム運営事業者や電力インフラ事業者は、インフラ供給の計画を事前に立案することで、高額な損害を回避するための対策を講じられる。保険会社や商社などでは、市場リスクを把握しモデル化するために、本プラットフォームを活用している。
問い合わせは、マクサー・テクノロジーズ ジャパンオフィス(メール)japan-office@maxar.com
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