農業用生物製剤市場 2021年から2026年まで12.7%のCAGRで成長見込み2021年7月29日
株式会社グローバルインフォメーションは7月26日、市場調査レポート「農業用生物薬剤市場:世界の業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測(2021~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
同レポートによると、農業用生物製剤市場は、2020年に81億米ドルの規模に達した。2021年から2026年の間に市場は12.7%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予想されている。
農業用生物製剤は、微生物や昆虫などの有機物や、植物や動物の抽出物から得られる植物保護製品で、害虫や雑草、病気から作物を守り、栄養分の取り込みやすくして、収穫量を増やすために土壌に施用される。そのほか、残留物や抵抗力の管理、ミネラルや微生物のバランスの回復、土壌の炭素量や保水力の増加などの効果がある。今日では、農業用生物製剤は、土壌の物理的、生物的、化学的側面のバランスを維持するために、総合的害虫管理(IPM)の不可欠な要素として使われている。
市場の動向及び成長要因
急速な人口増加に伴い、耕作可能な土地は著しく不足しており、農業関連製品の需要も同時に増加。これは、世界的に農業用生物製剤の販売に影響を与えている重要な要因の一つで、さらに化学肥料の有害性に対する意識の高まりで、有機食品の需要が高まっている。また、土壌の健康、農業の持続可能性、環境安全への関心が高まっていることから、農家の間で農業用生物製剤の導入が進んでいる。さらに、いくつかの政府機関や非営利団体(NGO)は、現代の農業慣行の多様性をサポートするため、農業用生物製剤の使用を奨励。この他にも、有機栽培と慣行栽培の両方の作物生産システムにおいて農業用生物製剤が持つ多彩な機能や、大手企業による研究開発プロジェクトへの投資が増加していることも、市場をさらに押し上げる要因になると考えられる。
主要な市場区分
農業用生物製剤市場は、タイプ、ソース、適用形態、用途、地域に基づいて分類される。
◎タイプ別の内訳
バイオ農薬
バイオ肥料
バイオスティミュラント(Biostimulants)
◎ソース別の内訳
微生物
マクロバイアル
バイオケミカル
その他
◎適用形態別の内訳
葉面散布
土壌処理
種子処理
ポストハーベスト
◎用途別の内訳
穀類と穀物
油糧種子および豆類
果実・野菜類
芝生・観葉植物
その他
◎地域別の市場区分
北アメリカ
アジアパシフィック
ヨーロッパ
ラテンアメリカ
中近東・アフリカ
◎市場の競合状況
農業用生物製剤市場における主要な企業は、Agri Life、Agrinos Inc.、Arysta LifeScience Corporation(UPL Limited)、BASF SE、Bayer AG、Isagro(PI Industries)、Marrone Bio Innovations Inc.、Novozymes A/S、Syngenta AG、The Dow Chemical Company、Valagro、Valent U.S.A. LLC(住友化学株式会社)など。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(187)食料・農業・農村基本計画(29)そばに関するKPIと施策2026年4月4日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(104)ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター-部位Ⅰ【防除学習帖】第343回2026年4月4日 -
農薬の正しい使い方(77)土壌吸着の仕組み【今さら聞けない営農情報】第343回2026年4月4日 -
備蓄米応札に最大限取り組みを 全中・全農が合同会議2026年4月3日 -
【いつまで続く? 気候危機】脱炭素進まぬ日本 まず世論転換策 三重大学教授 立花義裕氏2026年4月3日 -
JA貯金残高 107兆7311億円 2月末 農林中金2026年4月3日 -
3ha未満の農家退場で192万tの米不足 スーパー業界も理解 「米のコスト指標」が守るもの2026年4月3日 -
(479)新しい職場と小さな異文化体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2026年4月3日 -
長野県産米が「お客様送料負担なし」 3日からキャンペーン開始 JAタウン2026年4月3日 -
英国王室領ガーンジー島に再保険子会社設立 JA共済連2026年4月3日 -
旬の柑橘 愛媛県産「清見オレンジ」と宮崎県産「日向夏」のパフェ登場 銀座コージーコーナー2026年4月3日 -
鹿児島県大崎町と「脱炭素社会の実現及び地域資源の循環利用促進に関する連携協定」締結 三ッ輪ホールディングス2026年4月3日 -
最大20万円補助「関係人口創出・拡大へ対流促進事業補助金」募集開始 群馬県太田市2026年4月3日 -
岩手県紫波町の廃校で「AI活用型 次世代わさび農場」始動 NEXTAGE2026年4月3日 -
果実感アップ「セブンプレミアム まるで完熟マンゴー」7日から発売2026年4月3日 -
液肥管理が増設不要で低コスト 自動灌水制御盤「ウルトラエースK2」新発売 渡辺パイプ2026年4月3日 -
レンゴーと共同出資会社設立 バイオエタノール事業を開始 住友林業2026年4月3日 -
4月4日「こども見守り活動の日」新小学1年生の交通事故防止を啓発 こくみん共済 coop2026年4月3日 -
「米と水田」生産と消費の視点から考える学習会 生協6グループが合同開催2026年4月3日 -
石原産業 企業ブランドを刷新 新たにコーポレートスローガンを制定2026年4月3日

































