商用種子市場 2021年から2026年にかけてCAGR7%で成長見込み2021年12月14日
グローバルインフォメーションは12月10日、市場調査レポート「商品作物種子の世界市場:業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会および予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
2015年から2020年にかけて緩やかな成長を示した世界の商用種子市場は今後、2021年から2026年にかけて市場は約7%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予測されている。
商用種子は、農地の土壌侵食の軽減、牧草地や放牧地の生産性向上、湿地の保護・造成・復元などに利用。商用種子は、農作物や干し草の生産量と品質を向上させるための動物飼料、放牧、被覆作物などに広く利用されており、バイオディーゼル燃料の原料としても利用されている。現在、環境問題への関心の高まりや、各国の政府機関が実施している燃料排出基準の厳格化により、バイオディーゼル燃料の需要が増加しており、有利な市場機会を提供している。
市場の成長要因
世界人口の増加とそれに伴う耕作地の減少により、世界的に食糧不安が高まっており、作物の収穫量を最大化するための商用種子の需要にプラスの影響を与える重要な要因の一つ。また、多くの国の政府機関が様々なインセンティブを通じて持続可能な農法の導入を支援しており、その結果、有機・非遺伝子組み換え(GMO)商用種子の需要が高まっている。これに加えて、いくつかのメーカーは、活力、均一性、収量性に優れたハイブリッド種子を提供。さらに、世界的なエネルギー需要の高まり、クリーンで再生可能な燃料源に対するニーズの高まり、自動車産業の隆盛などがバイオ燃料の需要を促進する要因となり、これが市場の成長を後押し。さらに、複数の大手企業が研究開発施設に投資し、商用種子の収量、性能、耐病性を向上させている。
主要な市場区分
世界の商用種子市場は、従来型種子と遺伝子組み換え種子に基づいて分類されている。
従来型種子別の市場区分
・トウモロコシ
・大豆
・野菜
・穀類
・綿
・米
・キャノーラ
・その他
遺伝子組み換え種子別の市場区分
・大豆
・トウモロコシ
・コットン
・キャノーラ
・その他
市場の競合状況
世界の商用種子市場における主な企業は、Bayer AG、Corteva Inc.、DLF Seeds A/S、KWS SAAT SE & Co. KGaA、Land O'Lakes Inc.、Rijk Zwaan Zaadteelt en Zaadhandel B.V.、Sakata Seed South Africa、Syngenta Group (ChemChina)、Takii & Co. Ltd.、Vilmorin & Cie (Groupe Limagrain)などが挙げられる。
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