若年層が家庭菜園にかける金額は年間1万8241円「春の家庭菜園に関する調査」タキイ種苗2022年3月14日
タキイ種苗は、春に栽培する野菜の種まきに最適なシーズンを前に、20、30代の若年層を対象に「春の家庭菜園に関する調査」を実施。家庭菜園にかける年間使用金額は、平均1万8241円で、若者にとって家庭菜園は、「手間がかかる」が、「癒される」存在であることがわかった。

同調査は2月10日~13日の期間、20~39歳の男女で、スクリーニング調査で「家庭菜園を現在、実施している」と回答した中から抽出した300人を対象にインターネット調査で実施。
同調査によると、家庭菜園を実際に始めた理由は、「自分で食べる野菜を自分で作るのが面白そうだったから」(42.7%)、「家計節約のためには(少しでも)自分で野菜を作るのが良いと思ったから」(24.0%)、「趣味のひとつとして野菜づくりは適していると思ったから」(22.7%)、「野菜づくりなどの農作業に興味があったから」(22.0%)、「野菜づくりができるような空いている庭や環境があったから」(21.3%)が上位に並んだ。6位には「野菜を育てることで癒しが欲しかったから」(19.7%)が約2割でランクイン。3位「趣味のひとつとして」と併せ、家庭菜園に楽しみや癒しを求める様子がうかがえる。
家族構成別に見ると、一人暮らし層では「安全・安心のためには(少しでも)手作りの野菜が良いと思ったから」(全体:11.0%、一人暮らし:17.7%)、「在宅時間の増加で家の中やベランダ、庭に緑が欲しくなったから」(全体:9.7%、一人暮らし:16.1%)、「家庭菜園やベランダ菜園はオシャレだと思ったから」(全体:7.3%、一人暮らし:16.1%)の割合が高く、オシャレさなど、20、30代の一人暮らし層に支持されている。
性年代別に見ると、男性20代では「家庭菜園やベランダ菜園はオシャレだと思ったから」(16.0%)は全体より8.7ポイント、「運動不足の解消に良いと思ったから」(14.7%)は同じく6.7ポイント高い。女性20代では「在宅時間の増加で家の中やベランダ、庭に緑が欲しくなったから」(17.3%)が全体より7.6ポイント高く、長い時間を過ごす自宅に彩りを求めている人が多い。また、女性30代では「安全・安心のためには(少しでも)手作りの野菜がいいと思ったから」(16.0%)が5.0ポイント、「野菜づくりは子どもの教育のためにも良いと思ったから」(24.0%)が7.7ポイント全体より高く、親目線や家族を思う気持ちが動機となることが他の性年代より多い。
コロナ禍以降に開始約7割が継続年数「3年未満」
家庭菜園の継続年数は、「1年未満」(30.0%)、「1~3年未満」(39.0%)の合計が69.0%と、「3年未満」が約7割となった。若年層ではコロナ禍以降に家庭菜園を始めた人が中心。家族構成別では、一人暮らし層ではさらにその割合が高まり、「3年未満」の人が80.6%にも上る。在宅時間の増加で、一人で過ごす時間に家庭菜園を選択する人が増加している。
人気No.1は「ミニ・中玉トマト」
「現在育てている野菜ランキング」では、1位「ミニ・中玉トマト」(57.7%)、2位「キュウリ」(33.7%)、3位「なす」(26.0%)、続いて「しそ(大葉)」と「ネギ」が24.3%で同率4位。家庭菜園の定番野菜が上位にランクインした。自由回答では、リボーン・ベジタブル(リボベジ)としても人気の「豆苗」が多くの回答を集めた。また、「いちご」を育てている人も多く、小さなスペースで育てられる人気のフルーツも多くの人に選ばれている。
「今後挑戦してみたい野菜ランキング」でも「ミニ・中玉トマト」(18.7%)が1位。2位「しそ(大葉)」(17.3%)、3位「枝豆」(16.0%)、4位「なす」(15.7%)、5位「ピーマン」(14.7%)となり、家庭菜園継続年数の短い若年層は、まずは定番の野菜から育てたいと感じている人が多い。
「育てやすさ」が決め手「料理に使える」「虫がつきにくい」こともポイントに
育てる野菜の決め方のトップ3は、「育てやすい品種を選ぶ」(49.7%)、「あまり手間のかからないものを選ぶ」(36.0%)、「自分もしくは家族が好きな野菜を選ぶ」(33.7%)で、2017年の結果と同様の項目が並んだ。一方、同率3位には今回の新規選択肢「料理によく使う野菜を選ぶ」(33.7%)がランクイン。3人に1人は、育てる楽しみに加え、料理に生かしたい傾向がある。5位は「虫がつきにくいもの」(25.7%)となり、若年層の悩みが反映された。
「癒し」「リラックス・リフレッシュ」効果も高評価

家庭菜園をやっていてよかったと思うことは、1位「育てる喜びを知ることができた」(39.0%)、3位「季節や自然に関心が深まった」(23.3%)、4位「新しい趣味ができた」(22.0%)。この結果は、2017年家庭菜園調査(20~60代)の上位と同じ傾向。今回の新規選択肢「毎日育っていく野菜を見ることで癒された」(29.0%)は2位にランクインしており、若年層では家庭菜園で得られる癒しやリラックス・リフレッシュ効果にやりがいを感じている人が多い。同率5位には「野菜が好きになった」もランクインした。
家庭菜園の困りごと最多は「虫」

家庭菜園に取り組む中で困ったことは、1位「虫がつく」(39.7%)が最多。2位「うまく育たない」(35.7%)、3位「思った以上に手間がかかる」(30.3%)、4位「わからないことが多い」(24.7%)、5位「思ったほど収穫できない」(23.3%)と、育てる中での試行錯誤や難しさに困った経験のある人が多い。一方、今回の新規選択肢「忙しくて十分な野菜の管理ができない」(18.7%)は6位、「途中で面倒になり、栽培を諦めてしまった」(14.3%)が7位など、仕事や家事育児に忙しい20代、30代の悩みが垣間見える結果となった。
挑戦してみたいこと1位は「水耕栽培」
今後、家庭菜園で挑戦してみたいことについては、「水耕栽培」(28.0%)が約3割で1位で、続く2位「ブロッコリーやもやしなどのスプラウト類」(24.3%)、3位「グリーンカーテン」(22.3%)という結果。4位にはフードロス削減にも貢献する「リボーンベジタブル」(17.7%)、5位は栄養素を手軽に摂取することができる「機能性野菜」(14.0%)と、野菜を巡る最新トピックスが上位に反映された。土を使わない「水耕栽培」が人気の一方、6位「ビニールハウスを使って野菜を育てる」(13.3%)ことに挑戦したいという本格派も1割以上いた。
約8割が「家庭菜園に満足している」
家庭菜園の満足度では、「とても満足している」(25.0%)、「やや満足している」(57.0%)の合計が82.0%。若年層も大多数が家庭菜園に満足していることがわかる。一人暮らし層ではさらに満足度が高くなり、85.5%もの人が「満足」と回答。自分だけの家庭菜園づくりの達成感や、癒しを感じられることなど、さまざまな要因が考えられる。
満足度の理由は、「話のネタにもなった」「家族の時間が楽しくなるから」などの人とのコミュニケーションや家庭での時間が豊かに、プラスに働いているという声や、「環境問題に貢献していると思えたから」「実際に育て収穫することで食材の有難みがわかったから」など。また、若年層を悩ませる「虫」について、「他ではできない経験で楽しかったし、虫を可愛いと思えた」と、「虫」をも前向きに捉える声もあった。
男性が家庭菜園にかける金額は女性の倍以上
この一年間で家庭菜園にかけている(過去にかけていた)金額では、全体では1万8241円。一方、一年間で家庭菜園にかけたい理想の金額では2万1323円と、3082円の差額があった。男女別で見ると、「男性」は一年間でかける金額が2万5460円で理想は2万9208円。女性は1万1023円かけており、理想は1万3438円。男性は女性の倍以上の金額を家庭菜園にかけていることが明らかになった。また、女性は理想との差額が2415円であるのに対し、男性は理想に3748円届いておらず、希望する家庭菜園の形にはまだ届いていないと感じている男性が多い。
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