高温期に向くバラ咲き トルコギキョウ新品種を発売 サカタのタネ2025年6月17日
サカタのタネは、トルコギキョウの新品種「ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」と「ロジーナ (3型) ブライトブルー」を開発。11月上旬から営利生産者向けの種子を発売する。
トルコギキョウの新品種「ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」(左)と「ロジーナ (3型) ブライトブルー」
「ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」は、中輪八重咲きで、当社国内マーケット向けの晩生種としては初めてのラベンダー色。猛暑の中で涼しさを感じられる花色と端正なバラ咲きが特長で、冠婚葬祭、敬老の日などにおける贈り物にも適している。
既存の「ロジーナ ラベンダー (ver.2)」と比べて晩生で、高温下でもチップバーンが発生しにくく、草丈・ボリューム・花弁数を維持して花を咲かせるため、8月以降に安心して出荷できる。花弁が厚いため、ラベンダー色で問題になりやすい輸送時における傷みや花シミが少ない。
「ロジーナ (3型) ブライトブルー」は、既存の「ロジーナ (3型)ブルー (ver.2)」と比較し、花色がやや淡く、グリーンの花芯との組み合わせは爽やかな印象。「ロジーナ (3型) ラベンダー (ver.2)」同様、中輪八重咲きの晩生で、高温期の栽培に適性がある。ブラスチングが発生しにくく、フザリウムに比較的強いため、高品質な切り花の安定生産につながる。
バラ咲きの「ロジーナ (3型)」シリーズは、栽培のしやすさ、輸送性を併せ持つ。近年、日本では大輪フリンジ咲きが多く流通していることから同社は、同シリーズを通じてバラ咲きトルコギキョウの普及が進むことを期待している。
両品種の価格はそれぞれペレット種子1袋1000粒入りで4400円(税込)。全国の種苗店、JAルートを通じて販売する。
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