ハンドル操作が複雑な「隅刈り」まで自動化 新型オートコンバイン3機種を発売 ヤンマー2025年6月20日
ヤンマーアグリは8月1日、ハンドル操作が複雑な隅刈りを自動化し、最短2周目からオートモードが使用できる新型オートコンバイン「YH6115,A」「YH6135,A」「YH7135,A」の3機種を発売。新モデルは、直進・刈取昇降・旋回・籾排出への移動に加え、「隅刈り」も自動化を実現し、最短2周目からオートモードの使用が可能となる。
オートコンバイン「YH6135,A」
複雑なハンドル操作が必要な「隅刈り」の自動化を実現
従来モデルでは、オートモードを使用するまでに外周3周を手動で刈取る必要があったが、新モデルでは、直進・刈取昇降・旋回・籾排出への移動に加えて、ハンドル操作が複雑な「隅刈り」も新たに自動化。最短2周目からオートモードの使用が可能となった。また、刈取部に残ったわらを高速で脱こく部へ送る「刈取クイック連動」も自動化し、隅刈り時の稈（かん）こぼれを防止。さらに、クローラの高さと刈取部の位置を自動で制御することで、前工程で排出されたわらを回避する。
隅刈り作業イメージ
用途に合わせて選べる3つの自動モード
最初の1周を手動で走行し刈取ることで、ほ場の外形を登録。その後は、ほ場の条件に応じて3つの自動モードを組み合わせることで、自動操舵による効率的な作業が可能になる。
オートモードでの作業領域
オートモード：直進・刈取昇降・隅刈り・旋回・排出への移動など刈取作業の全ての操作を自動化。作業に不慣れなオペレーターでも、熟練者と同等の精度で作業でき、隅刈りを自動化したことにより、2周目からオートモードを使える。
枕地直進モード：横に長いほ場の場合などに最適なモードで、旋回のみ手動で行い、直進は自動で行う。登録したほ場の外周に合わせて自動直進を行うためオペレーターの負担を軽減する。
直進モード：設定した基準線に対して平行に自動直進。オートモードが使用できない複雑な形状のほ場でも、直進の自動操舵が可能。
メーカー希望小売価格は2282万5000円～2572万9000円（税込）。
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