生産資材:年頭のあいさつ2021
【年頭あいさつ】創業125年、決意も新たに道を切り開く 株式会社サタケ 代表取締役 佐竹利子2021年1月5日
株式会社サタケ 代表取締役佐竹利子
明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、謹んでお祝詞申し上げます。
本年3月、当社は創業125周年を迎えます。1896年の創業以来、日本はもとより世界中に数多くの製品やサービスを提供してきました。そのうえで、現在は「顧客の利益向上」の提案が必要不可欠だと考えています。当社が、顧客の特性に応じてワンツーワンの利益創出案を提示することは喫緊の課題であり、相互に持続可能な経営の一助になると考えています。
2020年は弊社にとってもコロナ禍と社会の変化に影響を受けた年でした。在宅勤務やリモート会議など、従前の勤務体系や営業スタイルの枠を超える対応が求められました。客先訪問が困難になり、イベントも相次ぎ中止になるなど、販売・サービス面にも影響が及びました。
一方、新たなビジネスチャンスをもたらしたケースもありました。調製機関係では、展示会が軒並み中止となり、新製品の「SAXES Knight」を展示・実演する機会が失われましたが、専用ウエブサイトの開設やオンライン展示会への参加などで予想以上の反響がありました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にも弾みがつき、効果も徐々に現れています。例えば、海外の顧客や代理店とのリモート会議により、直接訪問に比べ協議の進行が早くなりました。また、国内外のプラント建設現場ではスマートグラス(メガネ型のウェアラブルデバイス)を使い、現場と本社で同時確認しながらプラントを建設することが可能になりました。
2021年の新製品として、現在の精米業界の課題や要望を反映し、併せて当社の最新技術を加味した新型精米プラントを発表します。精米業界の現況を鑑みると、これからの精米プラントには、顧客の利益向上を目的とした「省力化と自動効率化」「品質保証とリスク分散」が求められており、実現を目指しています。また、好評の「SAXES Knight」に処理能力毎時3.5トンタイプを追加し、大規模生産者の生産効率を上げるべくラインアップの充実を図ります。海外部門では、ウイズコロナ社会を前提に、DXを積極的に活用した営業・施工を進めます。
本年はコロナ禍に加え、昨今の気候変動、国際情勢の変化など予断を許さない状況が続くと思われます。一方で、AI、IoTや量子コンピュータなど第四次産業革命が急速に進んでおり、常に革新的な取組みをしていかなければなりません。創業125年の年に決意を新たにし、これからの進むべき道を着実に切り開いていく所存です。
最後になりましたが、日頃のご厚誼に感謝するとともに、関係各位の益々のご健勝とご発展を祈念致します。
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