「えのき氷」の免疫力調整効果めぐり研究発表&シンポ開催 東京農大・JA中野市2015年8月20日
東京農業大学とJA中野市は、早くから「えのき氷」の健康機能性を研究してきたが、このほど新機能として「免疫力調整効果」があることを解明。2015年8月26日に東京農業大学横井講堂で、研究発表とシンポジウムを開催する。
東京農業大学総合研究所 研究会きのこ研究部会とJA中野市は、長年「えのき氷」の健康機能性を研究してきた。その研究成果として、摂食による血清脂質改善、糖尿病の予防・改善などのエビデンスが確立され、発表してきた。
今回は新たに、「えのき氷」に免疫力調整効果(免疫賦活効果)が有るのか、その解明を目的とした臨床実験を実施し、医学的・科学的に検証を行った。その結果「えのき氷のヒト摂食による免疫力調整効果(免疫賦活効果)」があることが証明された。
今まで体内の免疫細胞であるNK細胞やT細胞の増加を促す効果は広く知られていたが、新たに発見された「免疫力調整効果」は、その効果に加え、B細胞などの特定疾患(リウマチや膠原病など)で活性化を抑えるべき免疫細胞に対して、その増加を促さない効果であり、体内での「免疫状態を正常な基準値内に調整する効果」と言える。
このような効果は、「ヒメマツタケ」(アガリクス茸)では、古くから東京農業大学の江口教授らによって解明されていたが、広く日常生活で消費されるキノコでは「エノキタケ」が初めて科学的に検証された。
◎「えのき氷」による免疫力調整効果に関する研究発表&シンポジウム概要
○期日:8月26日(水)
○会場:東京農業大学アカデミアセンターB1(横井講堂)
○参加定員:約200名(当日受付)
○参加費用:無料
○開催時間・内容:受付・13:00~
▽第1部:13:40~14:15
「「えのき氷」の免疫力調整効果の研究発表」:東京農業大学総合研究所研究会きのこ部会 江口文陽教授
▽第2部:14:30~15:30
シンポジウム:「スーパーきのこ「えのき」の健康機能の日常生活での活用術」
・東京農業大学:江口文陽教授
・ミス日本みどりの女神:佐野加奈さん
・高崎健康福祉大学:宮澤紀子助教(管理栄養士)
・JA中野市:阿藤博文組合長
※この件に関する問い合わせは、JA中野市「きのこPR」事務局・TEL:03-6280-5136まで。
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