越冬~春どりダイコン 新2種子を発売 サカタのタネ2019年4月25日
サカタのタネは、ダイコンの新品種「冬馬力」(ふゆばりき)の種子を6月下旬に、また、「春の守」(はるのかみ)の種子を8月上旬から発売。いずれも厳寒期でも品質の高いダイコンを安定的に生産できる。
肥大性に優れた「冬馬力」(左)と肌のきれいな「春の守」
肥大性に優れた「冬馬力」は、花芽を付けるためのトウ立ちが遅い晩抽性の品種。ダイコンが太りにくい厳寒期も他品種に比べて10日~2週間程度早く収穫できる。
一般のダイコン産地で10月下旬~11月上旬に種をまき、2~3月下旬に収穫する「早春どりトンネル栽培」に加え、9月末~10月上旬に種をまき、1~3月中旬に収穫する「越冬どり」にも適した2作型の栽培が可能。また、鹿児島県など暖かい産地では、10月下旬~11月上旬に種をまき、2月に収穫する「越冬どり」に適している。
ダイコン「冬馬力」作型図
一方、「春の守」は、肥大性に優れている上、肌が美しく高品質のダイコンができる。極晩抽性で一般地および暖地の「春どり栽培」に加えて、露地またはマルチ栽培の「越冬どり」の2季どりが可能。
千葉県など一般のダイコン産地で1月中旬~2月下旬に種をまき、4月中旬~5月中旬に収穫できる。また、9月下旬~10月上旬に種をまき、12月中旬~3月上旬に収穫する「越冬どり」にも適している。
ダイコン「春の守」作型図
両品種とも、根菜の栽培時に根が地上部に浮き上がらず、地中にもぐる「吸い込み性」で曲がりが少なく、そろいも良いため作業性にも優れる。
さらに、厳寒期の収穫では、ダイコンの地上に抜き出ている部分が太りにくく肩の部分が細くなる「肩こけ」になりにくいのが特長。首色はやや淡く、青首内部が青肉になりにくいため、生食だけでなく加工にも適している。
「冬馬力」の種子は1袋(800粒入り)で1400円、1袋(8000粒入り)1万3800円、ペレットシード(5万5000粒入り)1万300円。「春の守」は1袋(800粒入り)1500円、1袋(8000粒入り)1万4500円、ペレットシード(5000粒入り)1万850円。いずれも希望小売価格、税抜。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日