コロナ禍の地方の農家を支援「伊那谷のデコベジ」発売 丸紅伊那みらいでんき2021年2月24日
丸紅伊那みらいでんき(株)は、同社が中心となり、長野県南部にある伊那谷エリアの継続的な関係交流人口創出を目的として発足した「まぁるいみらいへ伊那地域連携推進協議会」の地域商品開発プロジェクトの一貫として生まれた「伊那谷のデコレーションベジタブル」の首都圏販売を2月22日から始めた。
伊那谷で固定種・在来種の野菜を栽培する耕芸くくの唐沢億也さん
伊那谷は、宮古島に匹敵する日射量に恵まれ、グランドキャニオンを超える深さを持つ"日本一大きな谷"。太陽に近い明るい谷では、色鮮やかで、滋味深い野菜や野草、野花が育まれている。「伊那谷のデコレーションベジタブル」は、規格にとらわれず、都会では目にすることのないような古来種や間引き野菜、色鮮やかで個性あふれる形の野菜や野草を味わいのアクセントにしたり、"季節感の象徴"としてお皿にあしらうなど目と舌で自由に楽しむこの地域ならではの食材を「伊那谷のデコベジ」として提案する。
新型コロナウイルスの影響で、伊那谷の農家は、ローカルレストランでの現地消費が落ち込み、県外飲食店への出荷量も減少する厳しい状況の中で、野菜を生産している。「新しい生活様式」という"今までとは異なる暮らし"の在り方を模索する中、農家と県外飲食店・首都圏生活者を「繋げる・橋渡しする」ことで、日々の暮らしを少しでも鮮やかに彩るために、伊那谷の自然の恵みと農家さんの想いが詰まった「伊那谷のデコベジ」を商品化した。
首都圏での展開は、東京・赤坂の飲食店「NonTitle(ノン・タイトル)」、同日本橋の「rece(リーチェ)」で伊那谷のデコベジを使ったコース料理を提供。また、シェフの手でさらに魅力を増した伊那谷のデコベジを味わえる季節のコース料理を提供し、期間・数量限定で飲食店の味を自宅で楽しめる「レストランシェフ監修〜おうち時間を彩る伊那谷のデコベジHOMEセット」をオンラインで販売する。

さらに、伊那谷のデコベジをより多くの県外飲食店の料理人と繋げ、その魅力を広める活動のひとつとして、料理人を伊那谷の農家の畑に連れていく「伊那谷デコベジツアー」を3月から開始。農家の愛情がつまった畑をめぐり、伊那谷のデコベジがどのように根づき、食されているかを体験。野草の収穫と調理体験や、デコベジを提供する宿での宿泊、ローカルレストランの視察と現地シェフとの交流など、デコベジを育む伊那谷の土地や人々とのふれあいを重視したツアーを予定している。
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