千葉県の降ひょう被害 市川の梨など被害総額17億円余に 県が最終報2022年7月7日
千葉県は7月6日、今年6月3日に降ったひょうの影響で、市川市の梨などを中心に農作物への被害が17億円余りに上る見込みであると発表した。県は今後、復旧支援の無利子融資制度や被害を受けた農産物の販売支援などを通して農家を支援することにしている。
千葉県が公表した降ひょう被害の最終報によると、市川市や鎌ヶ谷市などの梨畑約227haで梨の果実や葉が損傷する被害があり、梨の被害額は約16億4000万円に上る見込み。また、松戸市でキャベツの葉の損傷による約6000万円の被害が出ているほか、流山市ではブルーベリーの果実の損傷で約1340万円、松戸市と市川市でネギの葉折れなどで約1235万円など、千葉県内の農作物全体では、約250haで総額17億4620万円の被害に上る見込みとなっている。
また、農業施設では、船橋市と市川市、野田市でビニールハウスが破れるなどの被害が相次ぎ、被害額は約3480万円に上る見込み。
千葉県は、被害を受けた農家の運転資金や復旧資金など経営の維持安定を支援するため農業災害対策資金を発動して無利子融資の活用を呼びかけているほか、被害を受けた農産物の販売支援に向けて、生育状況を見極めながらJAなどと協力して、加工用としての活用の働きかけや、販売キャンペーンを行う際のポスターなど資材提供も通して支援することにしている。
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