赤いスイートコーン「大和ルージュ」全国で収穫開始 大和農園2024年6月27日
奈良で創業100年以上の種苗メーカー、大和農園(奈良県天理市)が開発した日本初の赤いスイートコーン「大和ルージュ」の収穫が、全国各地で開始。九州、四国を中心に6月上旬から始まり、関西や関東などは7月上旬ごろから、寒冷地の北海道などは9月ごろからの収穫を予定している。
奈良で100年以上、野菜の種子を研究開発している同社は、2022年10月中旬から全国で「大和ルージュ」種子の販売を開始。日本初という希少性と宝石のように赤く輝く美しさで、発売前からSNSなどを通じて盛り上がり、発売と同時に多くの生産者に種子が買われ、2023年から全国各地で「大和ルージュ」の栽培が始まった。
町おこしとして栽培に取り組む地域も増え、今年は東日本大震災の被災地を復興のため宮城県石巻市で大和ルージュの栽培が始まった。また、様々な飲食店で「大和ルージュ」の赤色を活かした料理やスイートなどが開発され、ミシュラン星付きレストランでも大和ルージュがメニュー化されている。
一般的なスイートコーンにはない、アントシアニンが豊富に含む「大和ルージュ」。アントシアニンはポリフェノールの一種でベリー類に多く含まれ、含有量はイチゴの2.5倍(100gあたり45mg)、成分面でも新しいスイートコーンといえる。
日本初の赤いスイートコーン「大和ルージュ」
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