障がい者が丹精して育てた「福バナナ」好評販売中 大阪府高槻市2025年11月11日
大阪府高槻市では10月29日、農福連携で2024年5月から同市内の原地区で育てられてきたバナナを市内店舗で販売開始。初回販売分は3日間で完売するなど好評を呼んでいる。
障がい者が丹精して育てた高槻産バナナ(左)と「福バナナ」の箱詰め作業
高槻市でのバナナ栽培は、付加価値のある作物を育てることを通じて、自分たちの価値を見出し生きがいになればと、障がい者の就労支援と農業振興を組み合わせた農福連携の取り組みとして株式会社ユニークが2024年9月に開始。同社が運営する事業所を利用する約40人が、同地区にある農園に設置された広さ約1反のハウスにバナナの木167本を植え、丹精してバナナを育ててきた。
2024年2月頃から土の入替や、約80メートルの暗渠を手作りしてバナナの苗を植えた。現在では167本のバナナの木になり、大きいものでは全高7メートルに育っている。同12月頃からはだんだんと実を結ぶようになり、今年6月から試験的に収穫を開始。8月からは出荷に向けて収穫を本格化させてきた。収穫後は、バナナの甘さを引き出すために、バナナ自身から放出されるエチレンガスを用いて熟作業「追熟」などを行い、10月29日に高槻市内のスーパーで販売を始めた。
収穫されたバナナの名称は「福バナナ」。農薬や化学肥料を一切使っていないため皮ごと食べられ、中の果実は甘くふくよかな香りがする。初回は約30本が販売され3日間で完売。今後も20本から30本単位で市内スーパーで販売を予定している。
念願のバナナ出荷が実現し、好評を呼んでいることにバナナ栽培のリーダーを務める同社の松田和也さんは「作業を一緒にしてきた事業所利用者の皆さんも『福バナナ』が店頭に並んだことをとても喜んでいる。手に取って頂ける方々に"福がおとずれますように"と思いを込めて栽培していますのでぜひ一度味わってほしい」と笑顔で話した。
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