集落営農組織 1万5000超す-農水省統計2016年4月5日
農林水産省は2月1日現在の集落営農実態調査を3月29日に公表した。集落営農数は1万5134となり前年にくらべ281(1.9%)増加した。
平成22年から23年にかけて約1万3500だった組織数が1万4000を超えたが、その後も全国では増加を続け、今回1万5000組織を超えた。
全国で解散・廃止となった組織は410あったが、新規に組織化されたり、活動が進展して集落営農組織の定義を満たしたりしたものが684あった。組織の解散・廃止は小規模の非法人集落営農で労働力不足などが要因だが、統合による解散も63組織あった。
法人の集落営農数は4217で前年にくらべ595増加、法人の割合は27.9%となった。
集落営農を構成する農業集落数は、1農業集落=74.2%、2農業集落=10.2%、3農業集落=5.0%、4農業集落=3.3%5農業集落以上=7.3%となっている。
集落営農に参加する農家数は「10~19戸」が26.4%ともっとも多い。次いで「20~29戸」が19.7%、「30~49戸」が18.8%となっている。
平均すると法人の構成農家戸数は41.5戸で非法人ではそれより少ない32.4戸となった。
農地の集積状況は「10ha未満」が26.4%ともっとも多く、「10~20ha」が22.3%、「20~30ha」が18.0%となった。
集落営農組織による農地の集約面積は全体で49.4万ha。前年にくらべて1000ha減少したが、法人の集落営農組織の集積面積は16.6万haと前年にくらべ2.4万ha増えた。
集落営農組織の具体的な活動内容は「機械の共同所有・共同利用」が79.6%ともっとも多い。ついで「農産物等の生産・販売を行う」が75.5%、「作付地の団地化など、集落内の土地利用調整を行う」が57.1%だった。
ただ、法人を対象に集計した結果では「農産物等の生産・販売」が98.7%ともっとも高い。
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日