相対取引価格横ばい 60kg2万7613円 取引数量3.5万t過去最小2025年7月16日
農水省は7月16日、24年産米の6月の相対取引価格と取引数量を発表した。
6月の相対取引価格は24年産備蓄米の取引を含めた全銘柄平均で60kg2万7613円となり、対前月比で36円下がったが、ほぼ横ばいとなった。過去2番目に高い水準。前年同月比では同1万1748円高い。年産平均価格は同2万4751円で1990年以降で過去最高となっている。
参考として農水省は入札で売渡した23年産、24年産の備蓄米の取引価格も示しており、6月は前月より515円下がった同2万6347円だった。
一方、取引数量は3.5万tで6月としては2006年の取りまとめ開始以来、過去最小となった。24年産米は例年より早いペースで契約が進み、6月は対前年比で8.1万t多い161.4万tとなった。未契約分が少ない取引の終盤となっていることから。取引価格が全体の取引に与える影響は少ない。
ただ、取引の終盤になって卸売業者が確保しておきたいとする銘柄については、数量が少なくても引き合いが強く、前月にくらべて価格が上昇した。たとえば佐渡コシヒカリは対前月比102%の60kg4万5490円ともっとも高く、福島コシヒカリは同114%の同3万3680円、秋田あきたこまちは同104%の同2万8000円となった。
一方、随意契約米の出回りとブレンド米の出回り量が増加し5月下旬から量販店の店頭価格が下がり始めたことを踏まえて、在庫の多い銘柄では前月にくらべて下がったものもある。
たとえば、北海道ゆめぴりかは前月差3877円下げ(87%)2万4899円、茨城コシヒカリは同2790円下げ(94%)3万4201円となった。
ただ、量販店の店頭価格のうち、銘柄米は依然5kg4000円台で下げ幅も少なく、「需要はあることは確か」(農水省)といい、7月も同じ傾向が続くとみる。
今後は、政府備蓄米が市場に放出されるなかで25年産の早場米が出てくることになる。農水省は価格水準について24年産米の価格水準が「リセットされることになるかどうか、注視していきたい」としている。
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