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飲用牛乳 コスト指標作成で合意 地域差も考慮 農水省2025年7月16日

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農水省は7月15日、適正な価格形成に関する協議会の飲用牛乳ワーキング・グループの会合を開いた。関係者でコスト指標を作成することに合意し、農水省とともに今後、実務的な作業を進めることになった。

飲用牛乳でコスト指標を作成する際に問題となったのは、▽生乳の生産コストは産地や経営規模によって相当異なること、▽商品ごとに小売価格に幅がありコストを正確に把握するのは困難、▽産地と最終仕向地によって輸送費が変動する、などが指摘されていた。

この日の会合でも、地域や経営形態での生産コストの違いをどう考慮していくか、小売段階でもコストにばらつきがありどうデータとして示すか、消費者にコスト指標をどう作成したのか分かるように示す必要性などが指摘された。

また、価格交渉ではコスト指標以外に配慮すべき事項もあるのではないかといった指摘も出たほか、産地や地域による違いがあるにも関わらず、標準的なコスト指標が示されることへの懸念の声も出た。そのため複数のコスト指標を作成することも課題とされた。

ただ、こうした課題を指摘しながらもコスト指標を作成することにはついては合意し、委員からは「コスト指標作成では農水省にしっかり参画し協力してほしい」との意見が出た。

議論を踏まえて今後はコスト指標の策定に関わる関係者が実務的な調整作業に入ることとした。委員からの指摘を踏まえて、農林水産大臣が認定するコスト指標団体をどう構成するかも含め、農水省も加わって検討していく。

米、野菜、豆腐・納豆についても実務的にコスト指標の作成が行われれる。4つのワーキング・グループでの議論は一旦区切りを迎えた。

これまでの議論では基準年の実額コストを集計してコスト指標とし、直近の指標は費用ごとに物価統計などを反映させて作成する。たとえば、直近では原材料価格が基準年より25%上昇していればこの数値を価格交渉に活用することになる。

コスト指標の作成の頻度は他の品目では1年に1回とされ、大きな状況変化があった場合に臨時的に更新することを基本としている。飲用牛乳では年1回の作成が適当かも議論される。

また、コスト指標はホームページに掲載するなど消費者が広く閲覧できるかたちで公表する。その際、コストの内訳をどこまで詳細に公表するかも検討される。

コストを価格に反映させる食料システム法は6月11日に国会で成立し18日に公布された。コスト指標を作成して売り手と買い手で適正な価格を協議するなど仕組みについて農水省は来年4月開始をめざしている。

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