人工衛星データで水稲収穫量予測 農水省が実証研究で事業者募集2025年7月16日
農水省は水稲収穫量予測の精度向上のための実証研究に取り組む事業者の募集を開始した。
農水省は全国約8000の調査ほ場で実際に水稲の刈り取りを行って10a当たり収量を算出している。
統計部ではこれまで実施している標本調査に加え、水稲収穫量調査の精度向上に向けて人工衛星データを活用した水稲収穫量予測の導入を検討することにしている。
その取り組みの一環として実証研究に無償で協力できる事業者を募集する。
具体的には統計部が提供する全国約1000ほ場の水稲収穫量データと人工衛星データを組み合わせ、AI技術を活用して水稲収穫量予測を行い、その結果を統計部に報告する。
応募条件は▽人工衛星データやAIなどを活用して、現行の水稲収穫量調査の精度向上に貢献する水稲収穫量予測手法の具体的なプランが提示できること、▽過去3年間に人工衛星データやAIなどを活用して農業分野での生育予測や収量予測などに取り組んだ実績があること、▽水稲収穫量予測の結果を報告することについて承諾し統計部との間で業務契約を締結することに合意できること、▽統計法に基づく調査票情報の適正な管理および守秘義務を遵守する体制を整備できることなど。
募集期間は2025年7月15日から7月31日まで。
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