主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
農水省は7月18日、6月末時点の水田の作付意向を取りまとめ公表した。

主食用米の作付意向は24年産実績と比べると10.4万ha増の136.6万haが見込まれる。
4月末時点の調査と比べると2.9万ha増えた。
これを平年単収(10a539kg)で生産量を計算すると735万tに相当し、前年より56万t増加する。
過去5年間で最大の生産量となる見込みで、生産量の伸びは主食用の生産量調査を開始した2004年産以降、最大となる見込み。これまでの過去最大は2005年産で前年比33万t増だった。
全国的に主食用米を増産する傾向だが、地域差がある。北海道・東北、関東では前年比10%増以上の県も多く増産余力があることが示された。これに対して、西日本では鹿児島(12%増)、熊本(10%増)など九州を除くと、3%から5%程度の増産にとどまっている。
また、新潟と北陸も3%から7%となった。
主食用米の増産傾向の一方、戦略作物は軒並み対前年減となった。とくに飼料用米の作付け意向は4.9万ha減の4.9万haでほぼ半減する見込み。
加工用米は0.6万ha減の4.4万ha、輸出用など新市場開拓米は0.2万ha減の0.9万ha、米粉用米は0.3万ha減の0.4万ha、WCS用稲は0.7万ha減の5.0万haとなった。また、麦は0.7万ha減の9.6万ha、大豆は0.9万ha減の7.6万haとなった。
農業者の営農計画書の提出期限は6月末だが、25年産からは8月20日まで営農計画書を変更できる。実際の作付面積の確定はその期限以降となる。
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