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【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日

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兵庫県病害虫防除所は、水稲に斑点米カメムシ類(イネカメムシ、ミナミアオカメムシ、クモヘリカメムシ、カスミカメムシ類)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月17日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

写真1:近年発生が多い大型斑点米カメムシ類(各写真の右下は幼虫)と写真2:カスミカメムシ類(提供:兵庫県病害虫防除所)(提供:兵庫県病害虫防除所)

兵庫県病害虫防除所によると、7月上旬に実施した水稲巡回調査(23地点)において、すくい取り調査による斑点米カメムシ類の発生地点率が56.5%と、昨年の同時期(地点率22.7%)と比較して高く、県内で広く発生が確認されている(写真1、2)。

予察灯(設置場所:朝来市、加西市、南あわじ市)では、斑点米カメムシ類の誘殺がみられ、地域によっては平年を大きく上回っている(表、図1、2)。6月下旬から、県内各地の水田で出穂の有無にかかわらずイネカメムシの発生が確認されている。

表:予察灯における斑点米カメムシ類の誘殺状況表:予察灯における斑点米カメムシ類の誘殺状況

気象予報によると、今後1か月の気温は高く推移すると予想。出穂期以降の水田では、斑点米カメムシ類の加害(写真3)および繁殖に好適な条件になると考えられる。 ※出穂期:全穂の40~50%が出穂した日

写真:3斑点米カメムシ類による斑点米被害 (左)イネカメムシによる斑点米被害。籾の基部を加害することが特徴。 (右)イネカメムシ以外の斑点米カメムシ類による斑点米被害(提供:兵庫県病害虫防除所)(提供:兵庫県病害虫防除所)

イネカメムシは出穂期の稲穂に強い選好性があるため、多くは出穂に合わせて水田に侵入する。地域内の出穂が早い水田で本種が多発している場合は、今後、隣接する出穂が遅い水田でも同種が多発し、穂を加害する可能性が高いと考えられる。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)畦畔や休耕田のイネ科雑草は、斑点米カメムシ類を誘引し、増殖源となるため、適切な除草管理を行う。なお、出穂直前に畦畔の管理作業を行うと本種を本田内に追い込むことになるため、出穂の2週間以上前に雑草管理を行う。また、水田内のヒエ等の雑草についても本種の誘引源となるため、速やかに除去する。

(2)斑点米カメムシ類の薬剤防除は、穂揃ぞろい期から乳熟期にかけて行い、その後も発生が多い場合は7~10日間隔で1~2回の追加防除を行う。なお、粒剤を施用する場合は、防除効果が得られるまでに日数がかかることを考慮する。

(3)イネカメムシは他の斑点米カメムシ類と異なり、出穂直後から穂を加害して不稔穂を発生させる(写真4、5)など収量への影響が大きいため、出穂期に水田内で発生が見られる場合は薬剤防除を検討する。同種の防除は、出穂期とその7~10日後の2回防除が不稔と斑点米の被害抑制に効果的。

写真4:出穂期のイネに多発するイネカメムシと写真5:イネカメムシによる不稔被害(青立ち)(提供:兵庫県病害虫防除所)(提供:兵庫県病害虫防除所)

(4)イネカメムシは、周辺より出穂が早い、または遅い水田に集中して加害しやすい。また、同種は夜行性で、数日のうちに水田へ大量に侵入することがあるため、発生状況に十分注意し適期防除に努める。

(5)ミナミアオカメムシは広食性であるため、水田だけでなく、周辺のダイズや野菜類圃場にも発生し吸汁被害を及ぼすことがあるため、発生状況を把握し防除を行う。

(6)薬剤散布を行う場合は、農作物病害虫・雑草防除指導指針等を参考に薬剤を選定し、農薬使用基準を守る。

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