旬を迎えたなにわの伝統野菜「服部越瓜」JAたかつきで品評会開催 大阪府高槻市2025年7月18日
大阪府高槻市では7月17日、「服部越瓜(しろうり)」の品評会がJAたかつき清水支店で開催。地元農家が10点のシロウリを出品し、その出来栄えを競い合った。
JAたかつき清水支店で開かれた「服部越瓜」の品評会
「服部越瓜」は、高槻市塚脇、同西之川原、同宮之川原、同浦堂など塚脇地区周辺(旧服部村周辺)のみで栽培される大阪独自の品種の野菜で、例年7月初旬から出荷が始まる。
服部越瓜は、長さ約40センチ、重さ800グラム程度に成長し、頂部がくびれて薄緑色に淡い白縞があり、シャキシャキした食感が特徴。平成17年度には、府内で約100年前から栽培されてきた大阪独自の品種の野菜として認証する「なにわの伝統野菜」に認定。また、同20年度には府が推進する魅力的な地域資源を登録する「大阪ミュージアム」にも選定されるなど高槻市を代表する伝統野菜だ。
シロウリの品評会は、同市農林業祭実行委員会の主催で、出荷が最盛期を迎える7月中旬から下旬に毎年開かれる。今年の品評会には、栽培農家が選りすぐりのシロウリ10点を出品。表面の凹凸、色、つやなどの見た目による1次審査で5点に絞られた後、包丁で半分に切って肉の厚さなど中身を審査する2次審査を経て、優秀賞には森本秀次さん(同市宮之川原元町)が選ばれた。
審査員の大阪府北部農と緑の総合事務所主任専門員の山野さんは「今年は梅雨明けが早くその後は猛暑が続き、栽培が難しい条件で、どのシロウリもその苦労の跡が見えた。その中でも優秀賞に選ばれたシロウリは色が良く中身も肉厚で素晴らしい出来栄え」と講評した。
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