食育の重要性を提起 「第1回educe食育大会」を開催 日本educe食育総研2016年12月2日
(一財)日本educe食育総合研究所(関幸博理事長)は11月26日、東京都港区のシナガワグースにおいて「第1回educe食育大会」を開催した。
(一財)日本educe食育総合研究所は、実践的な食育のための人材育成とプログラム開発を目的に設立された。同総研設立を記念し開催された「第1回educe食育大会」では、関幸博理事長が同総研設立の趣旨を述べ、著名文化人の服部幸應氏が「食育のすすめ~大切なものを失った日本人~」のテーマで講演した。
関理事長は「より良い食、より良い人間性が未来に手渡されるような地域や国を作っていきたいという想いから総研を設立した。食の根底となる自然環境や農業と食をつなぎ、人間が持っている本来の力を引き出す教育『educe(引き出す)教育』の研究開発を中心に事業を行っていく」と語った。
服部幸應氏は「食育基本法は、旧厚生省、文部省、農水省の3省が協力し、2005年に衆参両院の議決を得て策定された。教育は知育、徳育、体育の3つの柱で成り立つが、それに食育が結びつかないと、うまく機能していかないと思う。また家庭、学校、地域社会での教育があるが、食の躾に関しては家庭教育が大切」と述べた。
続けて、educeはエデュケーションのことで、引き出すという意味があると前置きし「子どもが6歳までの間に、食育で(本来的に持っている)生きる力をeduceしたい」
と同総研の目指す方向を説明した。
◎(一財)日本educe食育総合研究所役員体制○役員・組織
評議委員
・大井美知男(信州大学工学部特任教授)
・降籏一路(いきものみっけファームin松本 会長)
・田子美津子(長野県栄養士会理事)
理事長:関幸博((株)ミールケア代表取締役)
理事:服部幸應(学校法人 服部学園理事長)
理事:雑賀慶二(東京農業大学客員教授)
協力機関(資格認定、研究開発):(学)服部学園、(公財)日本環境協会、信州大学FAID(食・農産業の先端学際研究会)
(写真)講演する服部幸應理事。左から同総研の関理事長、雑賀慶二理事、伊藤運営委員
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