【消費者の目】職人気質のトマト2013年6月5日
このところ週末の天気が良いので、家庭菜園の作業がはかどっています。中でも、ゴールデンウイークに播種したトマトの成長が抜群で、あっという間にホームセンターで売っている苗と遜色ないほどに成長してくれました。
トマトの育苗は加温が必要で素人には難しいと思っていたので、これまで多少高くても苗を買っていました。しかし、実際にやってみると意外によく育ってくれています。どうやら選んだ種が丈夫で作りやすい品種だったようです。
◇ ◇
スーパーに行くとトマトコーナーは百花繚乱。さまざまなブランド名のトマトが売られています。大玉トマト、ミディといわれる中玉トマト、ミニトマトと大きさのバラエティも増えましたし、形も丸いものだけでなくラグビーボールのように長細いものも出回るようになりました。2013年4月時点で、農林水産省に品種登録をしている品種は221種類もあるそうです。毎日違うトマトを食べても半年以上かかる計算です。
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ブランドトマトは食味や舌触りに徹底的にこだわるため、食味は良いけれども病気にかかりやすく、不揃いになりやすい品種をあえて選んだり、独特の栽培方法を用いたりするなど、量の確保が難しいものが多いようです。他では味わえない希少価値を追求するため、他の人には真似できない栽培技術に挑戦する。ブランドトマトにはそんな職人気質が感じられます。
でも、おいしいトマトが安価に食べられるようになって欲しいと思うのは私だけでしょうか。
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