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【花ちゃん・消費者の目】課題山積み ドライバー不足2019年11月9日

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【花ちゃん】

 インターネットの進歩によって、情報のやり取りは本当に自由にできるようになりました。地球の裏側にいる友人とテレビ電話で話をすることもできますし、同じ資料を見ながら会議をすることだって簡単にできるようになりました。東京に住んでいなくても情報はいくらでも入ってきます。もはや物理的な距離は存在しないと言い切る人たちもいます。しかし、本当にそうでしょうか?

 いいえ、物理的な距離は厳然と存在しています。物を生産地から消費地に運ぼうとすると、いやが上にも物理的な移動を伴います。子供のころ見たSFドラマ「スタートレック」では、量子や分子レベルに分解した人間や機材を転送ビームに乗せて運び、目的地で再構築するというシーンが何度も出てきましたが、この物質転送技術が実用化されるまで、物流の問題から逃れることはできません。

 現在の物流問題の中心はドライバー不足です。しかし、10年前に比べてトラックの台数は減っていませんし、ドライバーの数も横ばいです。その理由は、コンビニの配送のようにきっちりとシフトを組んであり、労働条件が良いところはドライバーの確保に苦労していないからです。一方で長距離トラックは荷物の積み下ろしの大変さや労働時間の不規則さから敬遠されています。

 より労働条件の良いところに人は集まります。ドライバー不足を解決するためには待遇をよくする以外に方法はありません。ドライバーが長時間労働に耐えて吸収していた運送費を上げるのは容易ではありません。生産者が負担する、流通業者が負担するあるいは販売価格を上げて消費者が負担するにしても急激な変化は受け入れられないでしょう。どう折り合いをつけるのか課題は山積みです。


本コラムの一覧は下記リンクからご覧いただけます。
【花ちゃん・消費者の目】

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