<コロナに負けるな!>国際労働機関(ILO)協同組合ユニットが日本の協同組合等に向けた連帯メッセージを発信【JCA週報】2020年6月1日
「JCA週報」は、日本協同組合連携機構(JCA)(会長 中家徹 JA全中代表理事会長、副会長 本田英一 日本生協連代表理事会長)が、各都道府県での協同組合間連携の事例や連携・SDGsの勉強会などの内容、そして協同組合研究誌「にじ」に掲載された内容紹介や抜粋などの情報を、協同組合について考える資料として発信するコーナーです。
今回は、「<コロナに負けるな!>国際労働機関(ILO)協同組合ユニットが日本の協同組合等に向けた連帯メッセージを発信」です。
わが国唯一の協同組合横断組織であるJCAとして、各団体の取組みを整理いたしました。
<コロナに負けるな!>
国際労働機関(ILO)協同組合ユニットが
日本の協同組合等に向けた連帯メッセージを発信
2020年5月13日、国際労働機関(ILO)協同組合ユニットが、日本の協同組合等に向けた連帯メッセージを発信しました。以下はその日本語訳です。
2020年5月13日、ジュネーブ
協同組合と社会的連帯経済組織への連帯メッセージ
日本の協同組合運動の皆様へ
今年創設100 周年を迎えたILO協同組合ユニットからご挨拶申し上げます。
このような不確実性の時に、協同組合や社会的連帯経済(SSE)など私たちの仲間の皆様に、心からの激励の意を伝えたいと思い、この手紙をお送りしています。
ILOの企業局が最近発表した概況報告が示すように、世界的な新型コロナ感染拡大とその社会的・経済的影響は、仕事の世界に衝撃を与えています。世界中の企業が操業を停止・縮小せざる得なくなり、その結果、生産が途絶し、多くの商品やサービスの需要が失われ、労働者や雇用は甚大な被害を受けています。世界中で何百万人もの働く人々が仕事を失い、自分自身とその家族を支えることができなくなっています。また、医療サービスを提供し、商品やサービスの継続的な提供を確保することで、自らの健康を危険にさらしている労働者もいます。そして、在宅勤務をしながら、幾つもの責任のバランスを取っている人もいます。
社会正義、民主主義、連帯、社会的責任に真摯に取り組み、他者を思いやることは、これまで以上に必要とされています。世界中の協同組合や広義のSSE組織は、新型コロナ感染拡大への対応を通じて、協同組合・SSEモデルの妥当性を実証しています。私たちは、協同組合ユニットのウェブサイトで幾つかの新たな実践例を紹介しています。日本の協同組合運動の皆様がCOVID-19に関して直面している課題や、実施しているCOVID-19対応策についても、ぜひ情報提供いただければと思います。 皆様からの情報をお待ちしています。 (coop@ilo.org)
そして、この試練の時にこそ、私たちは協同組合と広義のSSE運動との連帯を再度、確認したいと思います。私たちが過去の多くの危機的状況において経験したように、協同組合やSSE組織が、緊急事態後も、被害を受けた国々の中・長期的な復興段階を通じて、その役割を果たすことを確信しています。協同組合の価値や原則こそが、新しい日常(new normal)にとどまらず、より良い日常(better normal)への変容を導くことができるのです。
連帯のもとに。
国際労動機関(ILO)
企業局
協同組合ユニット
日本協同組合連携機構(JCA) ウェブサイトには、ILOが文書で触れた「協同組合ユニットのウェブサイト」のリンクも貼っています。
https://www.japan.coop/wp/7639
当機構は、ICAの会員として国内の協同組合をとりまとめる国際連携の事業を行っております。
本コラムの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
コラム一覧【JCA週報】
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日