イングランドの新しい農業支援策「ELM事業」の行方【JCA週報】2020年9月8日
「JCA週報」は、日本協同組合連携機構(JCA)が、各都道府県での協同組合間連携の事例や連携・SDGsの勉強会などの内容、そして協同組合研究誌「にじ」に掲載された内容紹介や抜粋などの情報を、協同組合について考える資料として発信するコーナーです。
今回は、「研究員レポート:EU の農業・農村・環境シリーズ」です。
研究員レポート:EUの農業・農村・環境シリーズ 第50回
(一社)日本協同組合連携機構 基礎研究部 客員研究員 和泉真理
イングランドの新しい農業支援策「 ELM 事業」の行方
2020年1月末をもって英国はついにEU(欧州連合)から離脱した。当面は移行期間であり、その間のEUとの関係をどうするかの交渉が行われるとともに、同時にEU以外の各国との貿易交渉 なども進められることになる。英国は これまで約50年間、EU加盟国の1つとして、多くの分野の政策・制度はEUとして 統一されたものだった。特に農業については、共通農業政策というEU全体で共通の枠組みによる支援が行われてきたが、これからは独自の農業政策を策定し展開することになる。
英国を構成する4カ国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)がそれぞれの農業政策を進めることになるが、本シリーズの第47号「英国のEU離脱(Brexit)と農業政策の行方」で紹介したように、その中で英国の主要部を占めるイングランドは、「公的資金は公共財へ」との方針を打ち出した。つまり、農業助成の対象を農業の発揮する多面的機能のような公共財、とりわけ「環境保全」に集中させようとしている。
(以下は、報告そのものをご覧ください。)
日本協同組合連携機構(JCA) ウェブサイトより
https://www.japan.coop/wp/publications/study/localagri/eu_agri
当機構では、こうした協同組合の発展に資する情報発信に努めております。
本コラムの過去の記事を読むには以下のアイコンをクリックしてください。
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日