米不足で先行き不安【消費者の目・花ちゃん】2024年9月14日
このところ、米不足と米価格の高騰のニュースで持ちきりです。とはいえ、我が家の食卓には影響が出ているようには感じられないので妻に聞いてみました。「まだお米の在庫はあるの?」という問いに対しては「大丈夫。まだあるわよ」との答え。「でも、生協で注文した分が来るかどうかは分からない」と言います。
SNSでは友人が自宅のお米の在庫が5㌔を切ったところで新米を手に入れた話を載せ、盛り上がっていました。
日本の米の消費量は私が生まれた1962年をピークに減っていて、それに合わせて生産調整を行ってきたという経緯があるのは知っています。しかし、食料自給率は低いけれどもお米だけは自給できているという安心感を持っていたのですが、どうも需要と供給のバランスが崩れてしまったようです。農家の高齢化が進んだ結果、供給能力がガクンと落ちてしまったのではないでしょうか?
耕作放棄地をお借りして養蜂を行っていると、農家の皆さんとお話しする機会も多いのですが、これまで何とか持ちこたえてきていた高齢の農家さんが、健康上の問題など様々な理由で、バタバタと農業ができなくなってきています。やめる人の数だけ新規参入すればバランスが取れるのですが、残念ながら後継ぎがいないというのが現状です。
農家の大規模化の限界面積の話もチラホラ出ます。「委託栽培をお願いされても、もうこれ以上は無理」。小さな農家だからできていた狭い田んぼでのお米作りは、コスパが悪いということもあるでしょう。そして一旦耕作放棄地になった土地を豊かな田んぼや畑に戻すのは容易ではありません。
食料安全保障の観点からも農地の保全にもっと力を入れてほしいと思います。
(花ちゃん)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日 -
タイミーと業務提携契約締結 生産現場の労働力不足の解消へ 雨風太陽2025年11月7日 -
スマート農業分野の灌水制御技術 デンソーと共同で検証開始 ディーピーティー2025年11月7日 -
コクと酸味引き立つ「無限エビ 海老マヨネーズ風味」期間限定で新発売 亀田製菓2025年11月7日


































