【消費者の目・花ちゃん】子育て環境整備を2025年4月1日
少子化が加速しています。厚生労働省が2月に発表した令和6年の人口動態統計速報によると、外国人を含む国内の出生数は過去最少の72万988人でした。日本人のみの出生数は6月に発表されますが、70万人を割り込む見込みだそうです。気になるのは合計特殊出生率で、平成17年から10年間ほどは上向いていたのが減少に転じ、とうとう1.20を下回る可能性が高いとのことです。
なぜ日本の少子化の加速が止まらないのでしょう。経済的不安、結婚率の低下、仕事と子育ての両立の難しさ、社会の価値観の変化、地方の過疎化と都市部の生活コストなど、いくつかの要因が複雑に絡み合っていると言われています。1994年にエンゼルプランが策定され、日本の少子化対策がスタートし30年が過ぎましたが、少子化は止まるどころか一段と加速しています。
私は共働きの家庭で育ちました。1歳までは近所に、2歳からは保育園に歩いて行きました。小学生になると、母が忙しい時は5歳下の弟の保育園の送り迎えをしていました。母は家計のやりくりに苦労していました。麦の入ったご飯は体に良いからと言っていましたが、方便だったと思います。そんな中でも、母は時々旅行に行かせてもらっていました。その間は父が子供たちの面倒をみていました。
育児の負担を父親と母親で分け合うだけでなく、社会全体で子育てを支えることが大切です。例えば、地方が既存のコミュニティーを活用して移住者にとって子育てしやすい環境を提供できないでしょうか? 子育てのベテランのサポートを受けながら子育ての楽しさや喜びを感じてもらい、次の世代に発信することで価値観やライフスタイルを変えていけると思います。
(花ちゃん)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































