ゲノム編集(げのむへんしゅう)
人工的に作成したDNA切断酵素等を使って、特定遺伝子のDNA塩基配列を改変する技術。この技術を利用した遺伝子改変は大きく3つに分類される。SDN-1は、標的とする塩基配列を切断した後、細胞がもつ能力で切断部分が修復される際に元通りに戻らず、ある塩基が欠落したかたちで修復されたり、別の塩基配列に入れ替わってしまうなどの修復エラーが起き、結果として遺伝子を変異させる改変法だ。SDN-2は、塩基配列を切断するDNA切断酵素とともに、変異させた外来のDNA断片を、いわば変異させたい手本として利用して導入、期待する変異が起きるよう誘導する改変である。SDN-3は外来の遺伝子を導入する技術。このようなゲノム編集技術のうちSDN-1、SDN-2で作られる食品について厚生労働省は規制の対象外として、基本的に開発者の「届け出」だけで生産、販売できる方針を2019年(令和元年)3月に決めた。その理由は外来の遺伝子は導入されず、DNAを切断することによって起きる1~数個の塩基配列の改変は、自然界で起きている変異や、あるいは放射線や化学薬剤を利用して変異を誘導する従来の育種法と区別がつかないから、としている。
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