ゲノム編集(げのむへんしゅう)
人工的に作成したDNA切断酵素等を使って、特定遺伝子のDNA塩基配列を改変する技術。この技術を利用した遺伝子改変は大きく3つに分類される。SDN-1は、標的とする塩基配列を切断した後、細胞がもつ能力で切断部分が修復される際に元通りに戻らず、ある塩基が欠落したかたちで修復されたり、別の塩基配列に入れ替わってしまうなどの修復エラーが起き、結果として遺伝子を変異させる改変法だ。SDN-2は、塩基配列を切断するDNA切断酵素とともに、変異させた外来のDNA断片を、いわば変異させたい手本として利用して導入、期待する変異が起きるよう誘導する改変である。SDN-3は外来の遺伝子を導入する技術。このようなゲノム編集技術のうちSDN-1、SDN-2で作られる食品について厚生労働省は規制の対象外として、基本的に開発者の「届け出」だけで生産、販売できる方針を2019年(令和元年)3月に決めた。その理由は外来の遺伝子は導入されず、DNAを切断することによって起きる1~数個の塩基配列の改変は、自然界で起きている変異や、あるいは放射線や化学薬剤を利用して変異を誘導する従来の育種法と区別がつかないから、としている。
重要な記事
最新の記事
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日
-
「幻の卵屋さん」多賀城・高知の蔦屋書店に出店 日本たまごかけごはん研究所2025年4月25日
-
毎日新しいおトクが見つかる「Kuradashi公式アプリ」10万ダウンロードを突破 クラダシ2025年4月25日
-
夏を先取りジュース「そのまんまスイカ」果汁工房果琳などで25日から販売2025年4月25日
-
10事業所の使用電力 2025年までに実質再生可能エネルギー100%に切り替え キユーピー2025年4月25日
-
「ポリビニルアルコール」価格改定 5月16日納入分から値上げ デンカ2025年4月25日
-
老舗の目利きを活かしたジュースやスイーツ「キムラフルーツ 西宮店」リニューアルオープン2025年4月25日
-
中河原工場で使用の全電力を実質再生可能エネルギーに切り替え サラダクラブ2025年4月25日
-
代替肉 国内過去1年間で累計30トン販売 海外戦略も加速 ネクストミーツ2025年4月25日
-
新時代のロボット芝刈機「Automower NERAシリーズ」発売 ハスクバーナ・ゼノア2025年4月25日
-
持続可能な製品の国際的な認証制度「ISCC PLUS認証」取得 兼松ケミカル2025年4月25日